【妄想Zone】「拘束」 | ☆つっこのオモチャ箱☆

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つっこの「元気のモト」:Sexy Zone(佐藤勝利くん多め)、エンタメ、ドラマ…などを詰め込んだブログ♪セクゾ小説も書いてます

 

アメンバー限定記事に眠っていた話があったので、公開記事で再アップしま~す口笛

 

 

*【妄想Zone】は、毎回読み切りの超短編セクゾ小説です。


「もし、こんな恋愛ドラマをSexy Zoneのメンバーが演じたら…?」なんて思いながら書いてます♪

(佐藤勝利くん多め)

 

 

 

設定から、すでにツッコミどころ満載かもしれませんが、よかったらお付き合いください(^_-)-☆

 

 

(設定)

 

・勝利は「捕らわれの身」。

 

・カスミは、「マダム」の命令で勝利を見張っている。

 

・カスミは、訳あって「マダム」に逆らうことが出来ない。

 

 

**************

 


【拘束】


「ねえ…、ねえってば」
 

何度無視しても、勝利は しつこく呼びかけてくる。
 

 

「…なに?さっきから」

あまりのしつこさに、つい返事をしてしまった。


『見張るだけでいいから相手にするな』って言われてるのに…。
 

こんなこと、「マダム」にバレたら大変だ。
 

 


「これ、ほどいてよ」

勝利は、縛られた両腕を差し出し、少し媚びるような瞳で私を見た。


「なに言ってるの?そんなこと、出来るわけないでしょ。」

呆れた私は、吐き捨てるように言った。


「だってさ…、どうせ ほとんど動けないんだから意味ないじゃん、こんなの」


…確かに。

捕らえる際に嗅がせた薬品のせいで、勝利は自由に体を動かせないはずだ。


「ほどいてくんないんならさ~、騒ぐよ?」

そう言って、勝利は息を吸い込んだ。
 


「分かった!分かったから ちょっと待って…。」

私は慌てて、勝利の腕と足を縛っていた紐を解いた。
 

勝利は、そんな私をジッと見つめている。


(なんか、見られると落ち着かない…)


私は、勝利の腕を縛っていた布を、そのまま勝利の目に被せた。






~~~~~~~~~~~~~~~~


やはり勝利は動けないのか、手と足が自由になっても起き上がる気配はない。


「あのさ~、聞きたいことがあるんだけど」

勝利は、横たわったまま話しかけてきた。

 


 

 


「なんでオレ、こんなとこで捕まってんの?」

「…ってか、ここどこ?」

「『マダム』って、誰?」


「教えてよ…、カスミさん」



さっきまでここにいたマダムと 私の会話を聞いていたらしく、勝利は『自分が捕らえられた』…という事実は把握してるようだ。
 

 

そして、私の名前まで知ってるということは、私がマダムに逆らえない理由も全て聞いていたのだろう。

無視して騒がれるのも面倒なので、私は簡単に答えた。


「マダムは、あなたの大ファンなの。ううん…、ファンなんて生ぬるいもんじゃない。あの人は怖い人よ…」

そこで 私は一度、フーッと息を吐いた。
 

 

「今までマダムは、財力とコネであなたの全てを追い続けてきたの…。でも、それでも満たされなかったのね。まさか、こんなことまでするなんて…」


「じゃあ、その『マダム』を満足させれば帰れるってこと?」

可愛い顔をしてキワどいことを言う勝利に、ちょっとドキッとした。


「…ますます帰れなくなるんじゃない?ここ、普段は使ってないマンションだから、ここで ずっと飼われることになるかもね」


私が冗談めかして言うと、「なにそれ?こわっ!」と勝利は嗤った。


~~~~~~~~~~~~~~~


「…逃げれば?マダムがいない、今がチャンスだから。」

「もう、動けるんでしょ?」


私が問いかけると、「バレてた?」と言って、勝利は上半身を起こした。


「あ、でも行く前に私の腕、縛ってくれる?『油断してたらやられました』…って感じで倒れておくから。」

私は勝利の正面にしゃがみこんで、両腕を差し出した。

 

 

「でも、オレを逃がしたら、カスミさん ヤバくない?」

勝利は、私の腕を縛りながら聞いてきた。
 


「平気よ。コロされはしないから。」

「…それ、笑えないんだけど」

私の言葉に、勝利は眉をひそめた。

そして、少し考え込むような表情を見せたかと思うと、床に落ちてたもう一本の紐で、私を目隠しするように縛った。


「ちょっと~、そこまでしなくていいわよ。」

私は笑った。
でも、勝利は何も答えない。


視界を奪われた私は、何だか急に不安になってきた。


縛られた腕をほどこうと必死にもがいていると、突然ふわりと体が浮いた。

「えっ!なに?ちょっと待って。降ろして!」


勝利は、暴れる私を抱き抱えたまま無言で歩くと、やがてそっと私を横たえた。


(ここって…ベッド?)

ギシッと軋む音と共に、カラダの上に重みを感じ、私は動けなくなった。


「一緒に、いこっか?」

勝利が耳元で囁いた。


「無理よ…。私は、逃げたくても逃げられないから…」

私がゆるゆると首を振ると、勝利がフッと鼻で笑うのが聞こえた。


「そうじゃなくてさ…」

次の瞬間、私は勝利に唇をふさがれた。


「…っ!!」

そしてさらに、私の首筋を勝利の唇がゆっくりと這っていくのを感じた。


目を塞がれてるせいか、感覚が研ぎ澄まされ、恥ずかしいくらいに反応してしまう。

(やだ…。『イク』って、そっちの意味?)


こんなとこ、もしマダムに見つかったら、本当にコロされるかもしれない。
 

でも私は、勝利の誘いに『ノー』と言うことは出来ないだろう。


カラダの自由だけでなく…心も。

気づいたら、いつの間にか私の方が『囚われの身』となっていた。


(fin.)



**************

 

 

以上です…笑い泣き

 

これさ~、やっぱり画像がヤバいよね笑い泣き

どうしてもアブナイ感じになっちゃうって!

 

 

しかも、カスミは、縛られて目隠しをされたままだし…あせる

(なんか、ほどくタイミングがなかった…)

 

 

 

あ、一応補足説明。

なぜ、勝利は逃げずに、こんな流れになったのか。

 

 

・勝利は、カスミを置いて1人で逃げることは出来なかった。

 

・カスミが逃げられない理由も知っている。(だから連れても行けない)

 

・残って「マダム」の慰みものになるくらいなら、自分を逃がしてくれようとしたカスミと共に、甘い地獄に堕ちようとした。

 

 

…とまあ、そんな勝利の気持ちがあるのではないかと思いながら書きました。

 

 

 

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