アメンバー限定記事に眠っていた話があったので、公開記事で再アップしま~す♪
*【妄想Zone】は、毎回読み切りの超短編セクゾ小説です。
「もし、こんな恋愛ドラマをSexy Zoneのメンバーが演じたら…?」なんて思いながら書いてます♪
(佐藤勝利くん多め)
設定から、すでにツッコミどころ満載かもしれませんが、よかったらお付き合いください(^_-)-☆
(設定)
・勝利は「捕らわれの身」。
・カスミは、「マダム」の命令で勝利を見張っている。
・カスミは、訳あって「マダム」に逆らうことが出来ない。
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【拘束】
「ねえ…、ねえってば」
何度無視しても、勝利は しつこく呼びかけてくる。
「…なに?さっきから」
あまりのしつこさに、つい返事をしてしまった。
『見張るだけでいいから相手にするな』って言われてるのに…。
こんなこと、「マダム」にバレたら大変だ。
「これ、ほどいてよ」
勝利は、縛られた両腕を差し出し、少し媚びるような瞳で私を見た。
「なに言ってるの?そんなこと、出来るわけないでしょ。」
呆れた私は、吐き捨てるように言った。
「だってさ…、どうせ ほとんど動けないんだから意味ないじゃん、こんなの」
…確かに。
捕らえる際に嗅がせた薬品のせいで、勝利は自由に体を動かせないはずだ。
「ほどいてくんないんならさ~、騒ぐよ?」
そう言って、勝利は息を吸い込んだ。
「分かった!分かったから ちょっと待って…。」
私は慌てて、勝利の腕と足を縛っていた紐を解いた。
勝利は、そんな私をジッと見つめている。
(なんか、見られると落ち着かない…)
私は、勝利の腕を縛っていた布を、そのまま勝利の目に被せた。
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やはり勝利は動けないのか、手と足が自由になっても起き上がる気配はない。
「あのさ~、聞きたいことがあるんだけど」
勝利は、横たわったまま話しかけてきた。
「なんでオレ、こんなとこで捕まってんの?」
「…ってか、ここどこ?」
「『マダム』って、誰?」
「教えてよ…、カスミさん」
さっきまでここにいたマダムと 私の会話を聞いていたらしく、勝利は『自分が捕らえられた』…という事実は把握してるようだ。
そして、私の名前まで知ってるということは、私がマダムに逆らえない理由も全て聞いていたのだろう。
無視して騒がれるのも面倒なので、私は簡単に答えた。
「マダムは、あなたの大ファンなの。ううん…、ファンなんて生ぬるいもんじゃない。あの人は怖い人よ…」
そこで 私は一度、フーッと息を吐いた。
「今までマダムは、財力とコネであなたの全てを追い続けてきたの…。でも、それでも満たされなかったのね。まさか、こんなことまでするなんて…」
「じゃあ、その『マダム』を満足させれば帰れるってこと?」
可愛い顔をしてキワどいことを言う勝利に、ちょっとドキッとした。
「…ますます帰れなくなるんじゃない?ここ、普段は使ってないマンションだから、ここで ずっと飼われることになるかもね」
私が冗談めかして言うと、「なにそれ?こわっ!」と勝利は嗤った。
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「…逃げれば?マダムがいない、今がチャンスだから。」
「もう、動けるんでしょ?」
私が問いかけると、「バレてた?」と言って、勝利は上半身を起こした。
「あ、でも行く前に私の腕、縛ってくれる?『油断してたらやられました』…って感じで倒れておくから。」
私は勝利の正面にしゃがみこんで、両腕を差し出した。
「でも、オレを逃がしたら、カスミさん ヤバくない?」
勝利は、私の腕を縛りながら聞いてきた。
「平気よ。コロされはしないから。」
「…それ、笑えないんだけど」
私の言葉に、勝利は眉をひそめた。
そして、少し考え込むような表情を見せたかと思うと、床に落ちてたもう一本の紐で、私を目隠しするように縛った。
「ちょっと~、そこまでしなくていいわよ。」
私は笑った。
でも、勝利は何も答えない。
視界を奪われた私は、何だか急に不安になってきた。
縛られた腕をほどこうと必死にもがいていると、突然ふわりと体が浮いた。
「えっ!なに?ちょっと待って。降ろして!」
勝利は、暴れる私を抱き抱えたまま無言で歩くと、やがてそっと私を横たえた。
(ここって…ベッド?)
ギシッと軋む音と共に、カラダの上に重みを感じ、私は動けなくなった。
「一緒に、いこっか?」
勝利が耳元で囁いた。
「無理よ…。私は、逃げたくても逃げられないから…」
私がゆるゆると首を振ると、勝利がフッと鼻で笑うのが聞こえた。
「そうじゃなくてさ…」
次の瞬間、私は勝利に唇をふさがれた。
「…っ!!」
そしてさらに、私の首筋を勝利の唇がゆっくりと這っていくのを感じた。
目を塞がれてるせいか、感覚が研ぎ澄まされ、恥ずかしいくらいに反応してしまう。
(やだ…。『イク』って、そっちの意味?)
こんなとこ、もしマダムに見つかったら、本当にコロされるかもしれない。
でも私は、勝利の誘いに『ノー』と言うことは出来ないだろう。
カラダの自由だけでなく…心も。
気づいたら、いつの間にか私の方が『囚われの身』となっていた。
(fin.)
**************
以上です…
これさ~、やっぱり画像がヤバいよね
どうしてもアブナイ感じになっちゃうって!
しかも、カスミは、縛られて目隠しをされたままだし…
(なんか、ほどくタイミングがなかった…)
あ、一応補足説明。
なぜ、勝利は逃げずに、こんな流れになったのか。
・勝利は、カスミを置いて1人で逃げることは出来なかった。
・カスミが逃げられない理由も知っている。(だから連れても行けない)
・残って「マダム」の慰みものになるくらいなら、自分を逃がしてくれようとしたカスミと共に、甘い地獄に堕ちようとした。
…とまあ、そんな勝利の気持ちがあるのではないかと思いながら書きました。
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