【妄想Zone】「グッドモーニング」 | ☆つっこのオモチャ箱☆

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つっこの「元気のモト」:Sexy Zone(佐藤勝利くん多め)、エンタメ、ドラマ…などを詰め込んだブログ♪セクゾ小説も書いてます

 

 

*【妄想Zone】は、毎回読み切りの超短編小説です。


「こんなドラマをSexyZoneのメンバーが演じたら…?」なんて思いながら書いてます♪(佐藤勝利くん多め)

 

 それぞれの話は、基本的につながりはありません。

(例外的にシリーズ物あり)

 

 

 

★今回の話はシリーズものです★

この話を「単独の読み切り」としてもお楽しみいただけますが、よかったらシリーズの過去作品も(貼るので)、チェックしてみてください♪

 

①「うたた寝」
②「秘密のデート」(前編)
③「秘密のデート」(後編)

④「世界一のコーヒー」

⑤「僕は君のすべてには なれないけど…」

⑥「サプライズ」

⑦「ごっこ」

 

 

(設定)

・勝利とユウカ(作中の「私」)は恋人同士。

・勝利は芸能人なので、付き合っていることは誰にも内緒。

 

 

 

*******************

 

 

 

【グッドモーニング】


「勝利くん、起きて…」

私は、眠っている勝利くんの肩を軽く揺すった。


「……」



しかし反応はなく、勝利くんは気持ちよさそうに寝息をたてている。


「ねえ起きて。朝ごはん、出来たよ。」

「う~ん…」

毛布から出ている勝利くんの腕を優しく引っ張ってみたけれど、勝利くんは生返事だけで起きる気配はない。


昨日の夜、勝利くんが『和食の朝ごはんが食べたいな~』と言ってたから、お味噌汁もきちんと出汁から取った。

だから、ちょっとだけ残念な気持ちになる。


でも、昨日の勝利くんは、ウチに来たときから疲れた顔をしてたし…。

やっぱり、眠れる時に寝ておいた方がいい!
 

 

私は自分に言い聞かせてキッチンに戻った。


~~~~~~~~~~~~~~~~~

 


(そろそろ、もう一度起こしてみようかな?)

そう思い、私は再び寝室へ向かった。


すると、勝利くんは既に起きていて、こちらに背を向けた状態でベッドに腰かけていた。



少し様子を見ていたけれど、勝利くんが立ち上がる気配はない。

「…勝利くん?」
 

 


私が呼びかけると、勝利くんはゆっくりと振り返った。

 



「どうしたの?ボーッとして…」

私が問いかけると、勝利くんは 柔らかい笑顔で答えた。


「なんかさ…。いいよね、こういう朝って。オレ、すげー幸せだわ。」


「……」

勝利くんのストレートな言葉に、どんな顔をしていいのか分からなくなる。


私は勝利くんに背を向けて、わざとおどけて言った。

「じゃあ、ゆっくり幸せを噛みしめててください。私は、朝ごはんで幸せを感じてきますから♪」


私が一人で部屋を出ようとすると、勝利くんの慌てた声が後ろから聞こえてきた。


「え?ちょっと待ってよ!……いてっ!」



チラッと振り返ると、勝利くんが(どこかにぶつけたらしい)足を押さえながら、照れ笑いをしている。


ぷっ…

思わず私が吹き出すと、「笑うな!」と勝利くんは後ろから私を抱きしめた。


「おはよー」

勝利くんは私を抱きしめたたまま、横から私を覗きこむようにして言った。


「おはよ♪」

私が、勝利くんの方へ顔を向けて答えると、勝利くんは私の頬に軽くキスをした。


(fin.)

 


*****************

 

 

以上です。

 

今回は、まずは「画像ありき」で、物語を後付けしてみました照れ

 

いかにも「キメ顔」の写真より、こういうナチュラルな表情の方が、実は創作意欲を書きたてられたりします♪

 

 

今回は、特に何も起きない地味めなストーリーですが、勝利くんが雑誌で語っていたような『理想の朝』(「優しくおこしてもらう」「和食の朝ごはん」という要素)を入れてみました。

 

 

一般人にとっては当たり前の、好きな人と過ごす「フツーの朝」。

 

 

勝利くんにとっては、その「フツー」こそが最も得難いものなんだよね。…なんて思いながらえーん

(いや、でも勝利くんがリアルに「そんな素敵な朝♡」を得てしまわれたら、ファンとしては困惑しちゃうけど(^^ゞ)

 

 

わがままなファンでゴメンね~あせる

 

「勝利くんの素敵な恋」は、まだしばらくは『物語の中だけのもの』にさせてください(^_-)-☆

 

 

 

《追記》:このシリーズの続きはコチラ⇒ 【妄想Zone】「真夜中の訪問」