バイデン  VS トランプが大惨事になった、とは言っても日本ではピンとないでしょう。報道されている通り、討論の前半部分はもう惨憺たるものでした。後半も少し持ち直した程度。大嘘つきのアメリカンヒトラーを迎え撃つ大統領として見事に失格でした。

 

明らかにバイデンの81歳という高齢が原因ですが、吃音のせいで非常に早口となってしまいただでさえ聞き取りにくい上に、不安定な足取り、硬直した表情、もつれた言葉、閉ざされた内側から何かを訴えようとするような弱弱しい声、等をTVで見てパーキンソン症を疑う医師の声が上がっているのも当然です。

 

パーキンソン症は神経障害ですが特有の認知障害を伴うこともよく知られている。しかし、薬の影響で同様の症状を引き起こしているケースも結構多い。例えば、精神安定剤です。米でも日本と同様に高齢者に多くの種類の薬を処方する医者も多いのです。

 

一方のトランプは、通常のラリー(支援大集会)のサワリを繰り返すのみ。一語一語がすっかりお馴染みです。目新しいものは何もなく、CNNホストの質問には全く答えてない。トランプのは一方通行だった。それもウソと自画自賛のオンパレード。

口止め料裁判はバイデンによるでっち上げ、ポルノ女優ストーミー・ダニエルズとセックスしたことはない、とこの討論でも顔色一つ変えずにハッキリしたものです。

 

後になって視聴者の多くが、この討論の意義を疑っている。

 

下の動画ですが、討論中唯一の面白い場面だと多くが言っている。これは討論最後のシーンでした。このあたりまでには二人は口喧嘩になっていた。

 

以下拙要約

トランプ:ワシは、これまで2回、認知症テストを受けて合格している、毎年身体テストも受けている、ゴルフクラブのチャンピオンに二回なった。シニア・トーナメントじゃないぞ、ここまで到達するには、ゴルフボールが飛ばせることとアタマがよくなければできないことだ、アンタには無理。

 

と自画自賛、それに対して横で苦笑いするバイデン。

 

トランプ:その俺様にゴルフでチャレンジするとは、ろくにボールも飛ばせられないくせに、チャンチャラおかしい、(とこき下ろし)ワシの体は25-30年前と同じで全く変わってない、いや体重が少し減っている、だからワシの気分は常に最高、ワシは喜んで認知症テストを受けます。過去のテストにワシはただ合格しただけでなく、満点だった、とジャクソン医師にお墨付きをもらった、すぐその後もまた受けて、また満点!・・・

 

自画自賛のトランプに対して驚き顔のバイデンは、

バイデン:あの時、あの大きさで体重がたったの223Ibs =101Kgと(医師が)公表しただろう、(この先バイデンの言葉はよく聞き取れないが、これが発表されたとき、300Ibsはあるはず、とメディアに疑われた事を指している、トランプのしかめっ面に注目、)

(皆さん)彼の言うことと実際の彼の姿を比べてみてください。・・・あんたとは喜んでゴルフマッチするよ、ただし、自分のゴルフバッグは自分で運ぶという条件つきでね・・・

 

と、双方嫌みの応酬です。

これについて、彼らのは大統領討論会ではなく、ナーシングホームでの老人トークだ、両人ともどもナーシングホームに行ってしてくれ、というきつい💬が出ていた。

 

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バイデンは討論会翌日の午前には、ペンシルバニア州でスピーチをし、うって変わって元気いっぱいな様子をみせている。

昨夜は申し訳ないが、なにしろ私は高齢なので、こればかりは変えようがない、と言い訳していた。とにかく候補辞退は論外だ、という態度に出ています。

この来る8月に民主党全国大会、9月に不在者投票、10月には早期投票が始まり、スケジュールがぎっしり詰まっている上、プランBの代替え候補の準備は無し。

民主党は今決断を迫られている。