ロールプレイ、演劇、ケーススタディ | 中学理科教師のつぶやき

中学理科教師のつぶやき

中学校理科教師として25年。ひとつの意見として、ここに私の日々考えたことを記録していきます。同業の方、現役生徒、現役親御さんとのネットでの交流もできるといいですね。


アドラー心理学を勉強していると

ロールプレイをよく使うが
あれは大変よろしい。

実際のエピソードにもとづいて
役割分担をし、エピソードの再現をしてみるのだ。

役割を交代することで、自分だけでなく
相手の立場や気持ちを再現することもできる。
疑似追体験とでも言おうか。

単純に頭の中で相手の考えを推量するだけでなく
身体で感じてみると新しい発見があるから面白い。

強気だとばかり思っていたのに
実際やってみると大きな不安の中で
件のやりとりを行っていたのか。とか。

めそめそ泣いていたのは
自分の中の言い知れぬ怒りの暴走に
怖さを感じていたのか。とか。

目から鱗が落ちる気づきは
ロールプレイ特有のブレイクスルーだと思う。

私は、舞台演劇脚本を書くので
演劇は好き。

中学生にいろいろな役割を分担して
中学生特有のテーマに挑ませるのが好き。

市民劇の気の利いた舞台の運びの中に
誰にも気づかれないように
でも、見ている人が感じるように
私独自の価値観を織り込むのが好き。

ロールプレイは演劇の一種だとすると
脚本をエピソードに見立てることで
意図的にエピソードを追体験させることができる。

そこで何に気づくかは
演者のセンスによるんだろうな。
指導者のセンスによるんだろうな。

自分で書いて自分指導するから
安心して書きたい放題書いた
「三太郎の国巡り」
「走るなメロス」

 

 

「告白申請書」

 

 

「俺たちの大きな蕪」
中学生文化祭用の脚本。

やった後に、見た後に
誰も気がつかないから批評できない。
でも、感じたから面白かったと言える。
でも、モヤモヤしているだろうな。

いじめ問題の授業
「クイズいじめでしょうか」はケーススタディなんだけど
例題がロールプレイじゃないかな。


考えることで、授業参加者が再現を演じ
意見交換することがロールプレイだ。
発言を仕込むと、さらに良い感じのロールプレイとなる。
(やらせだと批判する者もいるが、対案はない。)

いいな。
授業の再現を脚本にしてみようか。
良いのができそうな気がする。