生徒総会指導3~討論をどうつくるか | 中学理科教師のつぶやき

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中学校理科教師として25年。ひとつの意見として、ここに私の日々考えたことを記録していきます。同業の方、現役生徒、現役親御さんとのネットでの交流もできるといいですね。

えー、生徒総会指導シリーズでございます。


一番、悩むのが「どう、生徒総会の討論をつくるか」

さらさらと流れる生徒総会は

短時間で終わって楽なんですけど

後には何も残りません。


いや、別に、生徒会活動とか

学校生活に全く問題がなく

生徒の間にも幸せ感しかないのなら

しゃんしゃん大会で終わって

さっさと、次の有意義な活動に

時間を使ったらよろしい。


なにも、わざわざ波風たてることはないわね。


でも


まあ、たいていは

生徒の間には、生徒会活動に対する

学校生活に対する不満とか

生徒間の軋轢、生徒教師間のずれが

あるわけで


いくつかある歪みのうち

適当なものを1つか2つ選んで

持ち出させると、なかなか面白いことになる。


もちろん、議案書の審議をするわけですが

それに絡めて、日頃不満に思っている「あれ」を

話題として出させるわけです。


「あれ」の中身は

例えば 後輩がなんかなめてる とか

潜在的にちっちゃい暴力や嫌がらせがある とか

普段ちょっと話題にできなかったルール違反 とか


普段は口にしてもしょうがないような感じがすることを

公開の場で論じたりすると

意外に賛同者とかいたりなんかして

当たり前のことが、ちゃんと当たり前に通る

安心感みたいなのが得られたりしますな。


討論を通して、ああでもないこうでもないとやると

結構、興奮しますし

潜在的な問題が全体の場で確認され

解決の方向に向かうと

ちょっとスッキリした気分

高揚した気分になります。


盛り上がった生徒総会の討論を経験した生徒は

生徒総会が好きですね。

生徒総会が来るのをわくわくして待ちこがれたりします。


最終的に

自分たちの問題は、自分たちで話し合って行動して

取り組みをつくって解決することができるんだなあ。

と、感じてもらうのがねらいです。


そのように感じることで

はじめて、主体的な活動ができると思うのですがね。

どうでしょう?


ただし


そういった議論をさせようかなーというときは

教師間の根回し、打ち合わせが結構大切で

議論が勃発して、生徒が泡を食うのは良いのですが

指導する教師が泡を食っちゃいかんのよ。


議論のテーマと方向性

最終的な落としどころくらいは

教師間で理解していないとね。
















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