中学理科教師のつぶやき

中学校理科教師として25年。ひとつの意見として、ここに私の日々考えたことを記録していきます。同業の方、現役生徒、現役親御さんとのネットでの交流もできるといいですね。


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生徒会選挙はもう終わっちゃったかな?


まえに、大きな学校の生徒会選挙の話は書いたので

今日は、小さな学校の生徒会選挙の話。


まあ、順調にいっているときは

別に困ったことがないので

面白い話もないのですが


小さい学校でも

調子の悪いときは

ちゃんとトラブルとか行き詰まりがあるもので

そうなってくると、俄然面白くなってまいります。


全校生徒30名。


各学年、10名前後の

ごく小さい学校の話です。


まあ、当然ですが

小さい学校は、アットホームな雰囲気があり

生徒も温厚で草食動物系の

ときどき、生きているかどうか確認が必要だったりする

そんな雰囲気の生徒がほとんどだったりします。


でっかい学校から

肉食動物(虎・ライオン・ジャッカル・etc)を相手に

生活してきた先生にとっては

オアシスのようなところ

逆に言うと、刺激が無さ過ぎ。


しかし


そんな学校でも

癖のある生徒がいたりして

その取り扱いに失敗すると

こじれてどうにもならなくなったりするものです。


さて、そのときも、癖のある生徒がいましたな。


1年生。

お調子者で、利己的。

みんなのことや、後先のことを考えずに

行動して、言いたいことをへらへらと言い放ち

言い過ぎて、失敗したりする。


先生にしこたま絞られたり

先輩に呼び出されてがっつり脅されたり


それでも、長年の癖はなかなか抜けず

特に、自分の学級の中では

我が物顔。


若い担任も振り回されて苦労していましたの。


さあ、生徒会選挙の時期となりまして

次期生徒会に1年生からも役員を出さないといかん。


しかし、誰が立候補、誰が責任者と

相談する段になって

かのお調子者A君は

「俺はやりたくない」と言い放った。


あはは、子どもくさいのにもほどがある。


よーし、みんなの代表を選ぼうと

意を決した学級の雰囲気はぶちこわし。

すでに、立候補を表明していた生徒も

なんだか困った顔。


あたりまえだよね。

やりたいとか、やりたくないとか

誰もそんなレベルの話はしていない。


小規模校では逃げ場はないのだ。

生徒会役員だろうが、そうでなかろうが

何らかの中心的な役割が待っているし

後輩への指導もしなくちゃいかんのだ。


なにをいまさら「やりたくない」だ。

そんな奴には何にもやらせねーよ。


しかし、こういうのを放っておくと

やる気のある生徒も、迷いが生じる。


俺って馬鹿見てる?


いいえ、そんなことはないのよ。

ちゃんと、責任を持って考えるのが

世の中に通用する、まっとうな人間ですよ。


さて、このお調子者A君には

どんなお仕置きが効果的でしょうか?


ま 学級担任が叱責したり

同級生が抗議しても

蛙の面に小便なことは目に見えております。


かといって

生徒指導部長の私が呼び出したり

強面の部活動顧問が登場するのも

力でねじ伏せた、ねじ伏せられたって感じで

面白くありませんな。


ここは、一発、良識ある先輩達に活躍してもらいましょう。


2・3年生に各担任から情報を流してもらいました。


なんか、1年生が立候補態勢をつくれないでいるみたいだけど

知っている?


えー。なんでですか?今更ですか?公示もうでてますよ。


おー、さすが2・3年生は良識的ですなー。

選挙公示が出た時点で

立候補者・責任者が決まっていないなんて

あり得ないことなんですな。この人達にとっては。

それは、「やる気の無さ」の最もわかりやすい形です。


なんで、そんなことになってんのかなー。

ちゃんと、聞いてみたほうがいいんじゃね?

1年生の無責任な姿勢は、君たちの指導の結果だよ。


え?俺たちですか?


そりゃそうだろ。

大丈夫、テキトーにやっても

先輩は何も言わないって思ってんだよ。

君たちが1年生の時は、そんなこと無かったよねー。

ま、聞いてみたらいいじゃん。

だめだこりゃと思ったら、緊急生徒総会でも開いて

1年生の姿勢を問いただす必要があるんじゃないか。


生徒総会ですか?

自分を不幸にしない13の習慣 小川忠洋

だって、この後の生徒会の命運がかかってるんだもん。

バレーボール 上達 斉藤利  

ちょっと、3年生にはプレッシャーじみた話もしてもらいました。

この後、本当に緊急生徒総会のような大騒ぎになるかというと

なりません。


休み時間や放課後に、先輩からすぐに指導が入るからです。

どうなってるのか聞かれるんですね。


聞かれれば、1年生は「やばい」と感じるわけです。

A君も、要らないことを言ったと後悔モードに入ります。

周りの1年生もフォローに入ります。

A君の態度はほっといて、自分たちで積極的なところを見せちゃう。

緊急総会だけは避けたいわけです。


ま、そういったジャブで問題が解決しないときは

本格的に生徒総会を設定して、ぼこぼこにするわけですが

そこまで行かなくても、事前に情報が流れて

良識を取り戻してくれるのが

小規模校のいいところです。

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ガスバーナーをね


中学校になると
理科の実験で使うわけだが

このガスバーナーの使い方が
一騒ぎなのだ。


近頃の中学生は
マッチで火をつけることができない。


いまどき、マッチなんか使わないし
火事を出すからということで
小さいころから使わせてもらわなかっただろう。


だいたい、ライターですら
最近、子どもが使えないように
着火ボタンが堅く改良されたし
古い簡単につくライターは
販売が禁止になったみたいだし。


安全を優先させて
子ども達の経験値は下がる一方だが
こればっかりは、仕方がない。


全部燃やされたらかなわんからな。


しかし、中学校のガスバーナーは
未だにマッチで点火しますの。


学校によっては、チャッカマンのような
点火しやすいライターを使うところもあるが

そうなってくると
ガスバーナーの構造自体どうなんだ?って話になる。


もっと安全で使いやすい加熱装置が
あるだろうと思われるのだが

未だに、教科書も理科室の設備も
「あの」ガスバーナーを使うことになっています。


おまけに、受験テストの問題も
がっちり「使い方」が出題されますからね。


現実的な矛盾点や疑問点は残るが
まあ、そういった不条理も人生のうちと
とにかく、ガスバーナーの使い方は
がっちりマスターしていただきます。


それにしても
年々、火を使えなくなっているなあ
中学生。


今年の一年生は
マッチに火がついたら
みんなで飛び退いていた。


「きゃー」とか言って。


さあ、がんばれ
ヒトとして生まれてきたからには
ヒトとして他の動物と一線を画した
「火の使用」はクリアしないとな。


森の動物じゃないんだから
原始人じゃないんだから
炎を見て、驚いたり、逃げたり
パニックになったり、崇め奉ったりしないように。


さっと火をつけて
次の実験に移ろうぜ。


とはいうものの
IHコンロが普及する中
今後、更に炎に怯える中学生が増加すると思われ
むーん なわけです。


みんな、初めての炎で

前髪ちりちりしないようにね。(^-^)


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前にも書いたかなあ


理科の授業をやっていると

毒ガス実験がいくつかあるのね。


塩素とかアンモニアとか

濃塩酸から立ち上る塩化水素とか ね。


鼻にはいると「うあっ」とくるわけですよ。


刺激臭というやつですが

これは、言葉で表現しきれないものがありますから

生徒が嫌がっても、ある程度は体験していただきます。


大人になっても、毒ガスの臭いに気がつかないようでは

困りますからね。


それにしても、中にはかなりやばい毒ガスもありますな。


最悪なのは、二酸化硫黄でしょうか?


2年生「鉄と硫黄の化合」での実験ですな。


鉄7g、硫黄4gは原子の数がちょうど1:1になる組み合わせ。

これを、アルミホイルで気密して加熱することで

無事に鉄と硫黄の化合を成功させたいのですが

現実はそうは行きません。


硫黄の一部が外気と反応して燃焼し

二酸化硫黄が発生しちゃう。

これって、毒ガス。


ちなみに、吸い込むとえらいことになります。

気管がひりひりした痛みに襲われ

咳き込んでしまって、本人は状況を説明できないくらい

余裕が無くなります。気分が悪くなるし、へたこけば

保健室行きになりますな。


私自身も、何度か食らったことがありますが

それはもう、やばいやばい。


わかりやすくたとえると

花火の煙を吸い込んで

咳き込んだ時

あれです。


アンモニアとかは

かなりきついにおいがしますが

あれは、反射が機能するくらい

激しいので、意外と被害は少ない。


二酸化硫黄は、気がついたときには

結構、気管の奥まで吸い込んでしまうので

被害が大きいのですねー。


実験前に注意しますよ。


本日の実験は毒ガスが発生します。

実験中は息を浅くすること。

火のついた試料にあんまり近づかないこと。

毒ガスを吸い込んだと判断したら

誰にも断らないで良いから

息を止めて、廊下へ出て毒ガスを吐き出し

新鮮な空気を吸うこと。

健闘を祈る。


もちろん、私自身も机間巡視しながら

呼吸は浅くね。


化合の実験、かわりの物質は無いのかなー。

毎年思うのだけど、かわりは思いつきません。


あとね


意外とやばいのは

マグネシウムの燃焼。


マグネシウムリボンを強熱すると

空気中の酸素と化合して

酸化マグネシウムができますが

白煙となって、酸化マグネシウムの微粉末が

空気中に拡散します。


甘ーいにおいがするんだけど

これが、吸い込むと咳き込んで止まらなくなる。

けっこう、やばい。


教室に霧がかかったようになるしね。


もちろん、全力で換気しますが

油断していると吸い込んじゃうんだなあ。


理科教師、毎年、何か吸ってるなあ。必ず。

気をつけてね。











井上俊彦  目覚ましてよ時計  ラジオペンチ  時にはいろいろ  
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