ミツバチ気まぐれ日記535_第4回TKFP実施報告 | 若葉マーク農園長のブログ

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シニア世代の自称「花咲か爺さん」が挑戦する新アグリビジネス「農蜂業」奮闘記

 5月11日(日曜)に当農園で第4回「とくしまキッズファーマ-プロジェクト(TKFP)」を開催した。


 当日は快晴微風。園内は薔薇,,ゴールド系キウイフルーツ及びジャガイモ,柑橘(スダチ,ユズ,ミカン類)が開花しているので,参加者には喜んでもらえたことだろう。


 さて,今日の体験作業は,,参加キッズを3グループに分かれ,①蜜蓋切り作業,②はちみつしぼり作業,③商品づくり作業の3プログラムだった。作業①は園長と大学生1人,作業②は大学生2人,作業③は妻と大学生1人が担当した。


 作業①では,当農園が入手したばかりの蜜切り台を活用することにした。これならキッズでも蜜蓋切りが可能だ。もちろん,キッズだけでは温めた蜜刀を扱うことはやや難しいので,スタッフが蜜刀扱いを手助けしながら蜜蓋を切りとった。切除蜜蓋から現れた光沢あるはちみつに驚きの声があがる。「おいしそう!」「食べてみたい!」


 作業②では,蜜蓋霧が終わった貯蜜巣脾2枚を各キッズが(遠心)分離器によるはちみつしぼりをした。幼いキッズもいるため,分離器のハンドルに届かず保護者が抱きかかえての作業風景もあった。糖度81.5の極上品だが,反面極めて粘性が高い。だから,キッズのがんばりも空しく巣脾からはちみつが分離しきれない状態だ。それでも,コックを開けると,出てくる黄金色の美しいレンゲ蜜に驚きの声が上がった。この日キッズによって絞ったレンゲはちみつ量は,貯蜜巣脾22枚から22.5㎏だった。


 作業③では,倉庫2階のハニー工房に移動し,前日採蜜後はちみつタンクに既に入れてあるはちみつを妻がガラス容器及びPPトンガリ容器に入れる演示を行った。タンクのコックから流れ出すレンゲ蜜にキッズも保護者も驚きの声があがったそうだ。引き続きホット眼を使って,キャップシールやシュリンクフィルムによるはちみつ容器の封緘作業を演示した。熱風で収縮するフィルムにも驚きの声があがったそうだ。その後,隣室の和室に移動し,ガラス6角瓶200g入りレンゲ蜜に商品ラベルを親子が協力しながら貼付し,最後にキャップシールで封緘してレンゲ蜜商品ができあがった。


 わずか2時間の短時間では到底体験しきれない盛りだくさんな作業内容だったが,昨日参加親子の皆様方には感動体験してくだされば,妻も私もこの上ない喜びである。


 来る5月25日開催の「とくしまマルシェ」ではキッズ30人ほどが,当農園から提供するレンゲ蜜100個の販売体験をする。単に商品を販売するだけでなく,これまで当農園で体験したレンゲの種まきからはちみつ商品づくりまでの感動体験をお客様に伝えてほしいと願っている。


 当日は,当農園も出店すため,「キッズファーマーはちみつ専門店」と競合することになる。当農園完敗もやむなしだ。やる気満々のキッズたちには私ども老兵どもは到底太刀打ちできないだろうから。


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