レンゲ米コシヒカリは,毎度の倒伏コケヒカリのために,10aあたりの収量が400㎏/10aと目標の20%減だった。他方,レンゲ米キヌヒカリは,10aあたりの収量が511㎏だった。この反収量は,私にとって自己新記録である。
レンゲ米コシヒカリ栽培にこだわって12年目。レンゲ稲作は,レンゲだけの有機肥料分頼みでは少々無理がある。また,養蜂を始めてからレンゲ鋤き込みが田植え直前となり,レンゲ米栽培は一層難しくなってきた。鋤き込んだレンゲ株腐敗でガスの大量発生は避けることができない。また,レンゲ株の腐敗にやや日時を要するせいか,有機肥料分の効きも悪いようだ。結果的に稲の初期発育に遅れが生ずるようだ。さらに,中干しが不十分だと倒伏が起こりやすいが,コシヒカリでは長期間の中干しでも倒伏してしまうことがわかった。
①品種選択が重要(高丈なコシヒカリより低丈なキヌヒカリを栽培すること)
②基肥に少量の化学肥料を施肥すること
③長期間の中干しをすること
この12年間というもの,その栽培法は試行錯誤の連続だった。やっと今季レンゲ米栽培に光明がみえたように思う。
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