スムシ害の拡がりが深刻な吉野川市美郷の2群巣箱。内検時100匹以上のスムシを捕殺してからわずか4日後なのに,2群ともスムシ害がさらに増え,全滅状態となった。
やむなく2群巣箱とも美郷からの撤退をせざるを得なくなった。7月以降の蜜源激減,想定以上のスムシ害のせいか中間山地養蜂の難しさに直面した。持ち帰った巣碑からピンセットを使ってたくさんのスムシを使って捕捉・洗剤水で捕殺を試みた。試しに,処理後巣碑2枚の巣を切除し陽熱製蝋器に入れてみると,未捕捉のスムシが数10匹以上確認された。これじゃ,スムシ害が短期間に拡がるのも無理もないと納得。結局スムシ害にあった巣碑の全てを陽熱製蝋器で処理することにした。せめて陽熱で溶かして蜜蝋だけでも確保することにしよう。昨季はスムシ害にあった巣碑100枚以上を巣枠ごと焼却処分してしまったものだ。あ~ぁ,もったいないことをしてしまったものだ。
これで週一度の美郷巣箱内検の必要性がなくなった。今季の養蜂による農家民宿支援はできないだろう。来季以降再挑戦できるかは今は白紙状態だ。
中間山地養蜂の難しさを痛感する昨今である。
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