養蜂家にとって経費縮減は大きな課題です。
たとえば,上掲画像の巣箱は岐阜県K養蜂業者のものであります。この西洋蜜蜂1群飼育の必要経費は次のとおりです。
数量 単価(円) 金額(円)
①3号定転兼用巣箱(箱下段) 1 7,245 7,245
②継箱(箱上段) 1 4,725 4,725
③巣脾(巣礎枠組立完成品) 17 672 11,424
④鉄線隔王板 1 2,100 2,100
⑤給餌器 1 1,260 1,260
⑥スズメ蜂捕獲器 1 4,305 4,305
合計 31,059
なんと1群飼育に必要な経費は少なくとも3万円余り必要となります。私の場合には,②の継箱を2箱使用していますので,さらに継箱4,725円と巣脾9枚6,048円が加算されて41,832円が最低限必要となります。ですから,今後飼育群を50群,100群に増やすとなると,それぞれ2,091,600円,4,183,200円の経費 を捻出する必要があります。納入業者は県外ですので,宅配送料もとんでもない金額になることでしょう。
この経費をどのように縮減するのかが,悩みの種でした。可能な限り自作することが最善ですが,私は電動木工道具を持ち合わせていませんし,不器用な者にとって寸法どおり制作する自信がありません。どうしたものかと思案をしていました。
そんな折,数日前救世主が現れました。ある研修仲間であるKさんが元大工であったことを知らされました。「合間にアルバイトがてら,①なら5,000円で作ってあげるよ」という嬉しいお言葉。渡りに船と喜び,近日中に制作依頼をお願いするつもりです。仲間とは実に有り難いものです。
(お詫び)上掲表形式表示が乱れ,読みづらくなっています。