こんにちは。高橋ゆりこです。
講師として、受講生さんをサポートしていると、しょっちゅう、
「巡り合わせ」
というものを、強く感じる場面があります。
同じ期で一緒に学ぶことになった仲間には意味があるし、
月１の勉強会で同席する仲間にも意味がある。
一昨日のマスター勉強会では、
参加した受講生さんのお悩みや質問は全然違ったのですが、
エッセンスとして大切なことは、全員まったく一緒でした。
それは、「目的を明確にする」
例えば、受講生Ａちゃんは、
受験生のお子さんとの関わり方について悩んでいました。
そこで、UMIの基本である、
「お子さんの行動や様子に対して、自分が何を感じ何を思うか？」
について、丁寧に聞いていきました。
様々な角度からの質問を投げかけて行くと、
「何を問題と感じているのか？」の正体が見えてきます。
そして、
「相手にどうなって欲しいのか？」も明確になっていきます。
ここで、そもそものお悩みに戻ります。
「受験生の子どもとの関わり方をどうしたらいいか」
ここまできたら、答えはすぐに出ます。
「目的」に沿った「手段」をとればいいのです。
Ａちゃんの目的は、
子どもがより高い偏差値の学校に合格することではなく、
子どもが自分に合った学校に入って楽しく過ごせること。
だと分かりました。
そのために、
私にできる必要な行動は何だろう？
私がする必要ない行動はなんだろう？
私がしたら妨げになる行動は何だろう？
という視点で、自分の関わり方を選べばいい。
ここで、無意識に、
「子どもに沢山勉強させること」にフォーカスしてしまうと、
子どもの意思や適性を無視した行動をしてしまう可能性があります。
そうすると、本来の目的である、
子どもが自分に合った学校に入って楽しく過ごせること。
が実現できない方向に進む危険があります。
別の受講生Ｂちゃんは、
夫が今の人間関係のままでは幸せになれないと悩んでいました。
ここでも同様に、UMIの基本である、
「夫の状態や言動に対して、自分が何を感じ何を思うか？」
について、丁寧に聞いていきました。
様々な角度からの質問を投げかけて行くと、
「何を問題と感じているのか？」の正体が見えてきます。
そして、
「相手にどうなって欲しいのか？」も明確になっていきます。
Ｂちゃんの目的は、
夫の人間関係の修復ではなく、「夫の幸せ」だと分かりました。
もしもここで、
夫の人間関係の修復に無意識にフォーカスしていると、
Ｂちゃんの行動が、
「夫の気持ち」を蔑ろにしてしまう可能性があります。
そうすると、本来の目的である、
「夫の幸せ」とは逆の方向に進む危険があります。
「目的」ってすご～～～く大事なんです。
自分の言葉は、行動は、態度は、
どういう目的のためにやっているのか？
何を手に入れるためにやっているのか？
この言葉をかけることは、
この行動をすることは、
その目的に近づくために効果があるのか？
その言葉をかけたら、子どもは志望校に受かる方向に向かうのか？
その行動をしたら、夫は幸せになれるのか？
そこを意識することって、すごーく大事です。
だけど、いきなり、
「目的を手に入れるために必要な手段になる行動をしよう」
と言われても、中々行動を起こしていくって難しいです。
なので、まずは、
目的の妨げになる行動を辞めてみる。
これは、簡単なのでおススメです。
妨げになる行動を辞めるだけでも、ずいぶん違います。
目的に向かう後押しができなくても、
目的に向かう妨げになることをやめるだけでも、
目的に近づきやすくなりますから(^^)
満席です。
ありがとうございます(^^)
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