こんにちは。高橋ゆりこです。
これまでの記事↓
の続きです。
お寄せ頂いた質問にお答えしています。
「なぜ怒りが二次感情なのか」拝見しました。
この記事を読んで、とても疑問に思ったので質問させて下さい。
二次感情と呼ばれているのは一般的に怒りのみですが、なぜ罪悪感は二次感情と呼べないのでしょうか。
「罪悪感を感じることで他の感情を感じないようにしている」という点において、同じではないのでしょうか。
以前マスターコースの勉強会で
「罪悪感は蜜の味。罪悪感を感じることで『これ以上私を責めないで』というメッセージを発している。免罪符として使っている」
という内容の説明をされていたと思います。
それはつまり、罪悪感を感じること自体を目的としているのではないのでしょうか？
そして、「罪悪感を感じている」という態度(行動)に加えて罪悪感の意識によって、相手からの攻撃を回避しているように考えられたのですが、違うのでしょうか。
また、怒りの混ざった「嫉妬・悔しい・正義感」はもはや三次感情のような気がしてきました(^^;)
そして、優越感も、劣等感を感じないようにしているため、同じく二次感情ではないのかなと思ったのですが…。
ネットで二次感情について調べてみましたが、怒り以外には二次感情とは呼ばれていないようでした。
では、今回は、
５つ目の質問、
怒りの混ざった「嫉妬・悔しい・正義感」はもはや三次感情のような気がしてきました(^^;)
以降について。
「嫉妬・悔しい・正義感」など。
これらの気持ちは、「罪悪感」と同様【思い】と【感情】がセットになっています。
そのセットに、更に「怒り」が加わっているんですね。
例えば、「悔しい」という気持ち。
「悔しい」を辞書で調べてみると、
②自分のした行為を後悔するさま。悔やまれる。
と書いてありました。
悔しいを感じている状態は、
「負けてしまった」
「バカにされた」
「失敗してしまった」
と、【思って】いることがベースにあります。
自分がそういう状態になっていることに「怒り」を感じている。
「怒り」の奥には、
悲しい。怖い。苦しい。つらい。
という【感情】が隠れています。
「負けてしまった」
「バカにされた」
「失敗してしまった」
そういう自分には価値がない となってしまうことが、
悲しい。怖い。苦しい。つらい。
そういう自分を見たくなくて、「怒り」という感情で、自分や相手を攻撃する意識にすり替えて、
「次は負けないように」
「次はバカにされないように」
「次は失敗しないように」
自分を奮起させようとしているのですね。
「悔しい」という気持ちは、
【思い】がベースにあって、それを思ったことによって【怒りという二次感情】が発生しているのです。
なので、三次感情ではないですが、三層構造になっているのは確かです。
次は、嫉妬の仕組みを見てみます。
嫉妬を、またまた辞書で調べてみると、
①人の愛情が他に向けられるのを憎むこと。また，その気持ち。特に，男女間の感情についていう。やきもち。悋気（りんき）。 「 －心」 「夫の愛人に－する」
②すぐれた者に対して抱くねたみの気持ち。ねたみ。そねみ。 「友の才能に－をおぼえる」
と書いてありました。
嫉妬を感じている状態は、
「自分は相手に負けている」と【思って】いるのですね。
自分がそういう状態になっていることに「怒り」を感じている。
「怒り」の奥には、
悲しい。怖い。苦しい。つらい。
という【感情】が隠れています。
「負けてしまっている」
そういう自分には価値がない となってしまうことが、
悲しい。怖い。苦しい。つらい。
そういう自分を見たくなくて、「怒り」という感情で、相手を攻撃する意識にすり替えて、
「相手に勝つために」
自分を奮起させようとしているのですね。
「嫉妬」という気持ちは、「悔しい」と同様に、
【思い】がベースにあって、それを思ったことによって【怒りという二次感情】が発生しています。
なので、「嫉妬」も三次感情ではないですが、三層構造になっています。
前回の記事の冒頭でもお伝えしましたが、
UMIでは、【感情を感じきる】【思いを出しきる】という作業をとても大切にしています。
【感情】と【思い】は別のモノとして扱っています。
ブロックとは、
過去の出来事で感じた強いマイナス【感情】が、未消化なまま心の奥底に残っているもののことです。
そしてブロックは、
未消化なまま残っている【感情】を、ただただ認めて、しっかりと体感覚をもって感じてあげることで、解消することができます。
しかし、この、心の奥に未消化なまま残っている【感情】を見つけ出すことは、容易ではありません。
〇〇してはダメだ
○○をするべきだ
あの人が悪い
私が悪い
・
・
・
などなどの、様々な【思い】が、
「そんな【感情】を感じたらダメ」
と、心の奥底に残っている未消化なままの【感情】を感じないようにするために、見つからないように何重にもかぶさって、覆い隠しているからです。
だからこの【きちんと感じる】という作業は、結構時間がかかります。
【思い】が錯綜していることが多いため、ダミーの【感情】に振り回されて、ブロックに中々辿り着けない場合も多いからです。
そのため、
抱えている【思い】をしっかりと書き出して、ひとつひとつ丁寧に分解して具体化していく作業が、とても重要なのです。
ここができると、奥底に隠されていた【感情】が見えてきます。
ブロックの解消をご自身で取り組む場合は、
「自分が感じていることを、できるだけ細かく分解し具体化する」
ということをすると良いです。
そのためには、今回説明したような、感情や思いの仕組みを知っていると、分解しやすいかもしれないですね。
とはいえ、仕組みを細かく理解していなくても、宇宙の法則＆ブロック解消（ＵＭＩ）完全マスターコースで、ダミーに振り回されずに自分でブロック解消ができるようになります。
正義感については、「悔しい」や「嫉妬」とは仕組みが少し違うので、次回の記事でどうぞ。
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３カ月で、自分でブロックを解消できるようになります。
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