わたしを愛さないで。 | 悩みの根源を成仏させる地に足着いた心理学。

悩みの根源を成仏させる地に足着いた心理学。

夫婦、親子、恋愛、お金、仕事。
起きている現実は100%自分の潜在意識を映す鏡です。
心理学・森羅万象を創る正負の法則・量子力学をもとに、起きている現実から認知の歪みを紐解き、新時代を思い通りに生きる地に足着いた方法を提案します。

高橋ゆりこです。

いま長男が、松坂桃李が出てるドラマ?映画?を観ています。


何の気なく一緒に観てたら、
うっかり流れ弾を食らいました。
涙がぼろぼろ出てきたよ。


シングルマザーが息子を虐待してしまうシーン。

どんなにぶっても、
どんなに酷いことを言っても、

子どもは母親のことを全身全霊でかばう。


そんな子どもの姿を見て、シングルマザーの母親が、


「こういうことなんです。

わたしが仕事で疲れて帰ってきても、イライラをぶつけても、強く叱っても、この子はママ大好きって。全身全霊でわたしのことを信頼している。

でも、わたしは今の生活で、この子のこの信頼にこたえる余裕がないんです」


って、傷だらけの子どもを抱きしめながら言ったの。


長男(10歳)がまだ小さかったころ、わたしは、この人と同じ気持ちをいつも抱えていた。


「こんなお母さんでごめん。

こんなお母さんなのに、

そんなに全身全霊でわたしを愛さないで。

お願いだからやめて!」


わたしは、産後しばらくして産後うつになり、

そのあと、しばらくしたら、今度は別の壁にぶち当たった。


子どもがね。

何をしてもわたしを嫌いにならないの。

どんなにダメ母さんでも、

わたしを嫌いにならないの。


子どもから愛されれば愛されるほど、わたしの中に


「わたしはろくでもない人間なの。

そんな風に愛される資格はないの。

お願いだから愛さないで。やめて!!!」



という強い思いが湧きあがる。


わたしは、そんなにまで子どもに愛されるにふさわしい人間じゃない。

そんな自分がいやで、苦しくて、悲しくて、つらくて。


いままで、そんな無償の掛け値のない愛にふれたことがなくて。

戸惑った。


どうして、そんなにもわたしのことを愛してくれるの?


子どもの愛を、いろんなことをして試した。

それでも、子どものわたしへの愛は変わらない。

そんな、子どもを試すようなことをしている自分に、死ぬほど嫌悪感を感じる。

そんなスパイラルから抜けられなくなってた。


このドラマから放たれた流れ弾に当たって、

そのときのわたしの気持ちがフラッシュバックのように戻ってきて、

そのシーンを観た瞬間、涙があふれ出た。


あの頃のわたしは、


「ダメなわたしは愛されるわけがない」


と信じていた。


頑張らないと愛されないと思っていたから、

ちゃんとしていないと愛されないと思っていたから、


産後うつで何もできなくなってしまったわたし。

ふつうのお母さんのように、笑顔で接せられないわたし。

子どもをこころの底から愛せないわたし。


そんな自分が許せなくて。

そんなわたしが愛されるわけがないのに。


それなのに、そんなわたしを大好きだって言うの?

何をしても大好きだって?


どうして?
なんで?


不思議で仕方なくて。
分からなくて。

答えられない自分が情けなくて。
ごめんね、って。
ずーっと思ってた。


もう遠い昔のわたし。
すっかり忘れていた。
まだわたしの中にいたんだね。


あの頃の、

苦しみ
戸惑い
不安
孤独感
罪悪感

いまのわたしが、もう一度しっかりと受け止める。

あの頃のわたしを想って、涙を流す。


遠い昔のがんじがらめだったわたしが、ふと笑ったような気がした。


いまのわたしは、

今日は疲れちゃったからと、夕飯はすき家のテイクアウトを、楽しくみんなで食べたり。

ご飯を作るのは大好きだけど、掃除や片づけは嫌い。

と、プロにお任せしたり。

お母さんだろうが、ビールをごぶごぶ飲むのが幸せ。

と、自分が好きなこと楽しいことを、立場より優先できたり。

そういうどれもが、わたし。

と、まるっと抱きしめられるようになった。


べきねばを手放したら、こんなわたしでもいっか、って思えるようになった。

わたしがわたしを愛せるようになったら、子どもから全身全霊で愛されることが苦しくなくなった。

むしろ、気持ちいい。


悪態つかれても、

「わたしのこと好きなくせにぃ~

とか最近は、ふつうに言えちゃう。


わたしがわたしを、

嫌いだったときは、

受け入れられなかったときは、


愛されたい!愛されたい!って切望してるのに、

実際に命かけて愛されたら、やめて!むり!って拒絶していた。


愛されたいと切に願うけど、それが実現したら居心地悪くて尻込みする。


好かれるはずがない前提で生きてるとね。

好かれない現実ばかりが起きる。


それだけならまだしも、

好かれてる現実すら、どうにかして好かれない現実に変えようとしてしまう。


でもだいじょうぶ。

わたしがそこから抜け出せたのだから、誰だって抜け出せる。


「いま」は必ず未来の幸せにつながっているから。


あー今日もビールが美味しい

今日のお供はこの子たちでした。

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