ドイツで発売されたばかりのアルバム「DIANA」の盤面。
ピンクのカラー・レコードで、片面2曲ずつ収録の2枚組。
歌手は、もちろんダイアナ・ロス!
1980年の今頃の大ヒット!ミリオンセラー・アルバムですから、
このアルバムのジャケットは、よくご存知の方も多いでしょう。
しかし!違います!!
初めてのレコード化です。
ハイ!こちら!!
これは、未発売に終わったシックのオリジナル・ミックスのアナログ盤で、レコードとしては初めての発売です。
ダイアナ・ロスのキャリアでも大切な1枚で、モータウン(後から復活)での最後のオリジナル・アルバム。
この後、移籍するわけですが、この時には、まだモータウンを離れるという具体的な話はありません。
しかし、「アイム・カミングアウト」に象徴されるようにダイアナは新しい世界を本能的に感じていたのでしょう。
1980年に発売されたものは、シックの作品群でありながら、最終的にはダイアナ・ロスとレコード会社のプロデュースのもので、
シックのプロデュースの最終形態ではありませんでした。
ダイアナもレコード会社も納得しなかった結果。
お蔵入りになっていたシック・プロデュースのものは、CDで陽の目を見ますが、
やはり、当時はまだCDのない時代。
アナログ盤で発売してくれたことは、大変嬉しく思います。
私個人としては、全米No.1曲「アップ・サイド・ダウン」などは、ダイアナが納得したヴァージョンのほうが、ヴォーカルも含めて断然いいと思いますが、
曲によっては、シック・ヴァージョンもなかなか・・・というものもあります。
日本ではこのオリジナル盤のレコードはCDも含めてリリースされていませんが、ぜひ比べてみてください。
さて、明日は『クリス松村の「いい音楽あります!」』(ラジオ日本)の放送があります。
1982年7月の邦楽洋楽をお楽しみいただきます。
先週は、爆裂夏歌謡にしましたが、今回は通常パターン。(笑)
ラジコ、スマートフォンでも日本全国お楽しみいただけます。
放送をお楽しみに!
皆様、また明日!!