ある学校法人の社会教育部門の講師として年2回公開講座を担当しています。
今年度の1回目が今週月・火の2日間行われました。
メンタルヘルスの基本を学んでいただく通い2日間の講座です。
以前は3-4日の講座が当たり前の時代がありましたが、昨今2日間の講座に出るのも難しい状況で、1日講座の方が人が良く集まるのだそうです。
現実に同じテーマで1日講座の方は集客が順調のようですが、その講座の講師も本当は2日間でやりたいとおっしゃってました。
今回少人数でしたが、予定通り開催しました。
大阪や金沢からの参加者もありました。
それぞれ部下指導に活かすために学びに来てくださったのですが、自分を見つめなおし、できていないところを認識し、明日からまず取り掛かるところを見つけて帰られました。
ある人は、今後のことについて悩んでいたそうですが、研修をうけるうちに、自分がどうしたいのかが見えてきて、カウンセリングを受けたような気持ちですと感想を述べていました。
こうしたことは1日の研修では無理です。
時間が短いとどうしても上辺だけになってしまうので、私は少人数でも2日間にこだわりたい気持ちです。
以前の参加者からも、方々の同じような研修に出てきたが、ここまで深いところまで学べなかったと喜ばれました。
企業はとりあえず研修を受けることを奨励しますが、日常の業務で活用されなければ意味がなく、参加したと言う実績だけではもったいないと思います。
以前のように、たまには仕事から解放されて、じっくりと自分と向き合い、様々な気づきが得られる研修に多くの人たちが参加できるようになれば、現在多発している心の病の発症も予防されると思うのです。
今年の12月からは50人以上の従業員をかかえる企業にメンタルヘルスチェックが義務付けられました。
どれだけの企業が義務を果たせるかなと楽しみに見ています。
一次予防が目的ですので、効果があるように従業員を守ってもらいたいと思います。
2回目は10月末です。
多くの管理者に学びに来ていただきたいと願っています。