お陰様で2025年10月12日 月島社会教育会館での鶴光の会 その22
無事公演終了しました。盛況の中ご来場のお客様には改めて御礼申し上げます。
会場を移しての第一回。やはり新しい会館は照明、音響ともに結構です。
リハーサル時の羽光師匠。ん、痩せた。
開口一番はお馴染み前座のちづ光さん。来年二つ目昇進とは早いもんです。
「野ざらし」んーん。
続いて真打の里光師匠。今回は珍しい『強情』。東京では『意地競べ』で
いずれも中々聞けない話です。妙なことに拘る変人話で、牛を食べようと
提案することから分かるように新作なのです。主人公の一人の息子が「ヒロム」。
故ざこば師匠の本名。里光師匠はそのざこば師匠に教わったと言います。
そう、ざこば師匠の十八番でした。
お待たせしました、鶴光師匠の一席目は『生徒の作文』
これも芸術協会出自の新作落語。
鶴光師匠の会話、対話の妙味が存分に発揮されます。
爆笑のうちにお仲入り。
仲入り後は羽光師匠の『尿瓶』なんですが何せ短いネタなので
前半はエロ私小説落語で度肝を抜いてから。
『尿瓶』もあんまりお馴染みでない噺で、先ごろ亡くなった柳亭左楽師匠(当時桂文平)
が良くやっていたなと思い出しました。
さあ、鶴光師匠の二席目は久々の口演となる『五貫裁き』
これは小佐田定雄氏が改訂したものですが無理がなく、鶴光師匠としては
珍しく奉行も出てくる固いところもあるネタ。
元は講談です。やはり講談好きの鶴光師匠らしい、要所要所をカチッと決める
見事な演出。唸りました。
鶴光師匠は柔らかい芸風ですが、侍もキッチリしていて時代に決まります。
ぜひそういうネタも披露してもらいたいところです。
圧巻の一席。
番組終了後は恒例の手締め。
改めてご来場に感謝です。
次回も決まっております。どうぞよろしくお願いいたします。
鶴光師匠の演題は何と『禁酒関所』と『ラーメン屋』
ご予約承っております。よろしくお願いいたします。
*写真撮影:宮岡里英 禁無断転載。
鶴光の会その23
2026年4月30日(木曜日)
於:月島社会教育会館ホール
午後1時開演(12時半開場)午後3時半終演予定
前売 4000円 当日4500円
有限会社宮岡博英事務所 http://hana-ni-awan.com/
ご予約とお問合せ:Tel/046 876 9227
email: hana-ni-awan@oct.email.ne.jp








