<臨時ニュース明日の琴柳・扇遊二人会>大サービスあり!2023年5月7日日曜日日本橋亭昼席 | 有限会社宮岡博英事務所のブログ

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今琴柳先生から、「明日のバラシで修羅場読んでも良いですか?」

電話を頂きました!もちろんです。

硬軟両席読めて講釈師。修羅場は「鳶の巣山」(大久保彦左衛門の初陣)。

長篠の戦いの一節ですから、家康も若いが、彦左衛門も勿論若かった。

ジジイじゃない彦左衛門。馬の蹄、鈴の音、遠寄せの臨場感。

これがホンモノ!の修羅場をお聞かせします。

琴柳先生の講談『巷説長門鍔(こうせつながとつば)』は『幕末曽我物語(ばくまつそがものがたり)』と呼ばれることもある

いわば敵討ちの話。しかしよくある侍の世界の敵討ちではなく、かと言ってまるっきりの町人の

敵討ちでもない。武家を辞めた追われた人々の生々流転が苦く描かれた名作。

しかし名作と言えども一筋縄ではなく、長い上に登場人物、物語が

入り組んでいて、一発聞いて楽しいというものではない。

しかしそれが講談の楽しみです。琴柳先生の師である小金井芦州だけがやった演目。

これを琴柳先生が久々に取り上げます。琴柳先生と相談の上大体の上演方向が

定まりました。場面は当日のお楽しみです。

扇遊師匠には秘蔵レパートリーの『突き落とし』。

弊社では『付き馬』に続く扇遊無銭飲食シリーズの第二弾。

この噺はいろんな意味で避難の的ですが、世の中こんなもんです。

遊侠の徒の犯罪性が良く出た逸品です。

演者も少なく、聞く機会も多くない作品ですが廓噺の傑作でしょう。

 

助演は立川幸朝です。

前名が立川幸吾。この頃から如何にも芸人らしい風情と軽さが結構でした。

広島生まれながら口調の良さ、流れの良さが光る期待の若手です。

今回は『真田小僧』の通し(下げまで)と意欲的。

下げまでやると講談をやる箇所が出てきますが、これを琴柳先生の前でやる度胸も十分。

前座さんは立川幸路(良い名前だなあ)さん。

お誘いあわせの上のご来場をお待ちしております。

 

琴柳・扇遊二人会

2023年5月7日日曜日日本橋亭

全席自由 午後1時開演(12時半開場)

御入場料金 前売3500円(税込) 当日4000円(税込)

御問合せとご予約は

有限会社宮岡博英事務所 http://hana-ni-awan.com/
Tel/046 876 9227
email: hana-ni-awan@oct.email.ne.jp

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