2023年5月7日日曜日日本橋亭昼席。
琴柳・扇遊二人会が決まりました。
古典正統派の大看板による長講二人会。
琴柳先生には師、小金井芦州だけがやっていたネタ『巷説長門鍔(こうせつながとつば)』をお願いしました。
とにかく入り組んだ人間関係の話、かなりの長編です。
「こりゃあ綺麗に整理しなきゃならないな」と琴柳先生。どこをやるかは今検討中です。
芦州先生は本牧亭の定席が五日間毎になっていた時代に「本日から連続で『巷説長門鍔』を申し上げます」
と宣言してやっております。ということは五日間で何とかまとまるということです。
別名を『幕末曽我物語』。これは敵討ちのストーリーを総称して”曽我もの”と呼んでいた名残です。
敵討ちものですがそのほとんどが世話場でほぼ世話講談と呼んで良い。主な舞台は東京の真ん中からそれて
現代の西東京。府中のくらやみ祭(奇しくも4月30日から5月6日開催)も重要な背景として出てまいります。
扇遊師匠には秘蔵レパートリーの『突き落とし』。
弊社では『付き馬』に続く扇遊無銭飲食シリーズの第二弾。
この噺はいろんな意味で避難の的ですが、世の中こんなもんです。
遊侠の徒の犯罪性が良く出た逸品です。
助演は立川幸朝です。
前名が立川幸吾。この頃から如何にも芸人らしい風情と軽さが結構でした。
広島生まれながら口調の良さ、流れの良さが光る期待の若手です。
琴柳・扇遊二人会
2023年5月7日日曜日日本橋亭
全席自由 午後1時開演(12時半開場)
御入場料金 前売3500円(税込) 当日4000円(税込)
御問合せとご予約は
有限会社宮岡博英事務所 http://hana-ni-awan.com/
Tel/046 876 9227
email: hana-ni-awan@oct.email.ne.jp
ちけっとぴあ 518-079(月末より)