第5回桂春若独演会 公演終了 | 有限会社宮岡博英事務所のブログ
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春若師匠の独演会は何か不穏な事件が被ります。

第一回は確かトランプ訪日、次がローマ法王来日。

昨年はコロナ真っただ中、そして今年もです。

そんな中にご来場いただきまして、改めて御礼申し上げます。

 

開口一番が立川幸吾さん。談幸師匠門下の逸材。

前座さんで安心して聞いていられるという頼もしい存在。

今回は、このちんちんポーズでお判りでしょう。『元犬』です。

笑福亭里光師匠が、『徂徠豆腐』。ご存じの講釈ネタ。

他所の会で取り上げているのを見て、今回は是非にとお願いしました。

豆腐屋さんが大阪の出という変更があり、楽しくコンパクトにまとめて下さいました。

楽屋、終演後も『徂徠豆腐』について激論が交わされました。

お待ちかね春若師匠の一席目は『代書』。

春團治師に入門して直ぐに教わった演目。見台を使わないのは春團治流。

故枝雀師匠が売物にしていたので、滅多にやらなくなてしまったと伺いました。勿体無い。

「一行抹消」

「おーまえはーあほーか」これは当日お見えのお客様にしかわかりません。

ホットブラザーズ崇拝の春若師匠。

仲入りを挟みましてロン毛が定着した入船亭扇蔵師匠。

扇橋直伝の『麻のれん』。丁度5月29日が扇橋師匠の誕生日でご存命ならば満90歳。

亡くなって10年と言いますから早いものです。良い追善になりました。

盲人を扱った噺なので、今や放送はNG。バカげたことです。寄席でもあんまり聞かれません。

久々に聞けました。扇橋師匠なんぞしょっちゅうやっていました。

翁家小花さんが膝替わりで鮮やかなところを見せます。

そして春若師匠のトリの一席は『一文笛』。中の舞で登場。

米朝作品、米朝直伝の名品ですが、これも久々の上演だそうで、つくづく勿体無い。

スリに成功するシーンからの場面転換は正に鳥肌ものの華麗さ。

スリの一人が何故か『談志』なのが面白い。これまた爆笑。

「口に風邪ひかすな」など如何にも米朝師匠好みの表現が心憎い。

「『一文笛』は人情噺ではない」という米朝師の言葉通り。

軽く爽やかな名演でした。

また次回もよろしくお願いします。