ローカルな話題ですみません。

 

昨日、「上尾コミセンクラシック」に行ってきました。

 

「コミセン」というのは「コミュニティセンター」のことで、コンサートホールほど大きくはないけどステージのある部屋があったり、集会室があったりといった市の施設です。上尾市の住民はだいたい「コミセン」と呼んでいます。まあ、日本各地に「コミュニティセンター」というのはあるでしょうから、どこもきっと「コミセン」と呼んでいるのではないでしょうか。

 

我が家から徒歩10分くらいのところにこの「コミセン」があるのですが、昭和58年(1985)の開館という古いもので、老朽化が進み、今年大規模改修工事が終了し、12月1日にリニューアルオープンしました。

 

せっかく新装オープンしたばかりなので、何枚か写真を撮りました。

ホールの入口付近から撮ったものです。定員359人。

 

ホールを出たところのロビー

 

ホールの奥の飲食・談話スペース

右側の書棚には子供向けの絵本が並べられていました。

 

さすがに出来たばかりですから、どこもキレイです。

 

さて、肝心のコンサートについて。

 

まずはチケット

最近のチケットはセブンイレブンやファミマで発券するものが多いので、どれも同じでつまらないですが、こういう手作り感がいいですね。

 

次がプログラム

 

こういう市レベルの「クラシックコンサート」というと、定番の「名曲」を何のポリシーもなく演奏してお茶を濁す、みたいなイメージがありますが、まったくたくそんなことはありませんでした。

 

今回、5人の演奏者が出演したのですが、全員上尾市出身または上尾市在住。市民としては非常に親近感が湧きますし、ポリシーがはっきりしていていいですよね。

 

メンバーは以下の5人。

 

小林沙紀(ヴァイオリン、ヴィオラ)

中島ゆみ子(ヴァイオリン)

小針彩菜(マリンバ、パーカッション)

赤間亜紀子(ピアノ)

清水篤(ピアノ、編曲)


プログラムも、この5人全員で演奏したりソロになったりと工夫されていて、有名な「威風堂々」、「カルメン」、「ウエストサイド物語」もこの5人用にアレンジされたもので、どれも楽しく聴くことができました。

 

やはり、その中でも「ソング・オブ・ライフ~生命の奇跡~」と「{Rhythmic Caprice」の2曲をソロで演奏した小針彩奈は秀逸でした。

 

どの演奏者も、私は知らない人ばかり。ただし、小針彩奈だけは9月に行われた「マリンバデュオコンサート」で聴いて感動したのですが、今回の2曲を聴いて、あらためてただ者ではないなと感じました。

 

自宅から歩いて行けるコンサートなんて、こんな贅沢なことはありません。

 

これからもたくさんこういう企画をやってくれるとうれしいですね。