ハイハイハイ
TACO
ガガガ。
チェッ、馬上荘たぁね。
しかも、打上げの二次会だか三次会だかね。
ま、「ハートフルフェスタ福岡2009」にご出演の皆さん、お疲れさんでしたがね。
「我々は世界ダー!我々は子供ダー!」ってさぞかしあのアトリウムの中で月面宙返りでもしながら気持ちよく歌われたこってしょう。
その後、多分楽しく打ち上げて、そんでもって馬上荘ですか。
ようござんしたね。
ホントに。
え?私?イヤイヤ楽しかったですよ。
はい、そりゃもう。
こっちはこのところこの時期5年間恒例となりました、
「ハーモニーフェスタinちくしの」って演奏会でね。
ええ、ええ、筑紫野市のね、合唱祭ですよ。
ババテシの店長の偉大なるご尊父様が元締めでね。
それはそれは立派な演奏会ですよ。
特に今年はね、筑紫野市市政25周年の特別プログラムも盛り込んでね。
お客さんも年々増えてるし、レベルも上がってるし、今年はなんってったて地元の立派な男声合唱団も参加されて、もうアカデミーの独断場じゃあないんですよ。
ハイハイハイ。
ええ、私もね、コールフリージアさんという女声合唱にあかでみの有志を混ぜてもらった混声合唱を振らせてもらったりね、およそ3ヶ月ぶりにあかでみの本番を振ったりね、全体合唱を振らせてもらったりと、いや、それは充実してたし、楽しかったですよ。
今回は指揮をしながら、或いは本番に臨むにあたり、指揮者としての自分自身に得るものも実は多かったんですよ。
ちょっとひとつ会得したような気分ですよ。
ようござんしたでしょ?
そうそう、それにその前日の土曜にはね、あかでみのゲネプロをやって、その後ババテシの練習をして、その後、きちんとその練習の打上げをして、その後、当然お決まりで無駄に屋台に飲みにも行って、いつものように軽く記憶を飛ばしましたよ。
え?そうですよ。本番の前日ですよ。
え?ま、ね。だから当然昨日はちょっときつかったですよ。
ステリハまで軽く酒臭さが気になりましたがね。
そんなの、最近でこそ少なくなったけど、以前はしょっちゅうで、別に大変なことでも何でもないんですよね。
ええ、随分楽しみましたよ。
ただ、ちょぉっっと計算外の事がありましてね。
朝、当然出発ギリギリまで起きれなくて、急いで支度をしてましたらね、ホントになんでもない拍子に背中の右側の筋肉がグリッて言いましてね、これがちょと痛いわけですよ。
いや、これもね、別にもう歳だとかってことじゃなくてね、私は若い頃から結構背中の筋肉は傷め易いたちなんですよ。
昔、柔道やってた若い頃に腹筋は目茶苦茶鍛えてたんですが、何故か背筋は全然鍛えてなくてね。
そんでもってちょっと歳とって歌や指揮で背筋を使うようになって時々必要以上に力が入ることがしばしばあって、そんでその為に何度も痛めてちょっと癖になってるところがあってね。
ええ、ええ、言い訳ですよ。まあ、良いじゃないですか。
でも幸い今回は、そんなに酷くなくてね。
いや、酷い時は、息が出来ないぐらい痛いんだけど、それに比べたら全然平気なんですよ。
ところがね、ステージリハーサルが終わって楽屋に戻って初めて認識したんだけど、その右背中の筋肉の痛みをどこかでかばっていたのか、背中全体から腰に至るまでのあらゆる筋肉がバンバンにコッてまして、ちょっと痛いぞこれは、って感じになって、いや、これはね、一端座るとちょっと立てないゾ、みたいな感じで、出番までの待ち時間ずっと楽屋で立ってて、戴いたお弁当も立ったまま食べるという状況だったわけですよ。
いやでもね、本番というものは不思議なもので、舞台袖まで行ってしまえば、そんなものは忘れてしまうし、当然本番中はマッタク無関係に、いつもどおりにいただけないサーカス団長的指揮をするわけです。
で、本番が終わって楽屋に戻って、おやと思うと、痛みが殆どなくなっているんです。
ところがね、しばらくして体が冷めてくるとね、ちょっといけないわけですよ。
で、車で帰る頃には、もうジクジク痛くってさ。
で、こういう、何ていうか戦いの後ってのは、ダメなんだよね。
戦う前ならそんなに感じない痛みも、なんか情けないぐらい敏感になっちゃって、本当は一端車で家まで帰った後飲もうと思ってたんだけど、そんな気持ちも失せてしまって、カミサンに「今日はもう帰る」と電話したら「エー?家で食べるの?用意してないよ。」なんて言われて、なんか妙な罪悪感と寂寥感にさいなまれて。
でももうとにかく外で食べる気力なんかすっかり失せてしまって、スゴイ渋滞に巻き込まれながら家に帰って、そういいながらもちゃんと用意してくれたご飯なんか、心の中で感涙流して食べる様な感じで食べて、でももうとにかくなんか戦い敗れて山河ありって感じで疲れ果ててしまって、早々に寝床に入ったんだけど、これがちょっと無神経に寝返りを打とうものなら背中に激痛が走る、っていうか痛みをことさら意識してしまうみたいな感じで。
で、なんかちょっと寝返り打つのもまるで大事業のように恐る恐るって感じで、とても安らかに眠れるような状況じゃなくて、しかも、体はそれなりに疲れているんだけど、頭はまだ冴え渡っていて、本番後の興奮がまだ残っているというか、それを消す為の十分なアルコールも摂取していないわけで、結局早々と寝床に入った割りには、深夜まで背中の痛みと向き合う形になって、それにも疲れた頃、ようやく眠ったらしいんだけど、朝も5時前から、無造作にやってしまった寝返りのお陰でギャーなんて早起きする羽目になって…。
ま、私のことなんか、どうでもいいんですけどね。
そうですか、馬上荘ね。
あのちょっと甘めの長崎由来の一口サイズの餃子も抜群に美味いけど、どうせあの絶品のレバテキとか、ニラタマとか、実にシンプルなんだけど何故か絶妙に美味いキャベツとニンジンのサラダ、涼菜(リャンサイって言うんだよね)とか食べたんですね。
そうそう、多分最初にビールのつまみとして絶対に欠くべからざるものとして、酢モツも注文したんだ。ハイハイ、ゆず胡椒をつけてね。
餃子は店に入ったらまず注文するんだよね。だってそれからあのオヤジさんが皮作って中身詰めるからね。
それがまたイインダヨな。
あーあ、痛いなぁ。