先月のことなんだけど、友人から、来週の日曜に行われるイベントへのお誘いがあった。
正直、気乗りがしない。だが、その本心を言って断る勇気はない。
幸か不幸か、そのイベントの数日後に仕事で大きな行事が入っていたため、それを理由に断った。
ところが、だ。
昨日、その友人と話していて、話のついでについ、校下内にある公立病院の病院祭に行くと言ってしまった。大学の同級生が病院祭でレクチャーすること、無料の骨密度診断を受けに行くことしゃべってしまったのである。
その病院祭、友人が誘ってきたイベントの前日。
数日後に大きな仕事があるから日曜は行けない。でも、土曜日の病院祭には行く、なんて、よく考えたら、若干おかしな話ではないか。
言ってしまってからしまった、と思ったが、もう引っ込めることはできない。
友人が気づいたかどうかは分からない。彼女も大人なので、気づいたとしてもいちいちとがめることはないだろうが、不信感を持つに違いない。
年をとるにつれ、本当に忘れることが多くなった。同時に、記憶力も減退した。
嘘をついたことを忘れ、後でつじつまが合わなくなる。
もちろん、ならば「そのイベントは行く気がしない」と真実を伝えればいいというものではないが、できる限り、可能な限り、本心を話さないと、かえって相手を傷つける。
年をとったらますます嘘をついてはいけない。
痛感した。
ごめんなさい それより泳ぎに 行きたいの
鞠子