(1)期日前投票
7月8日付の新聞に、某党が選挙用の広告を出していた。
党首が熱く語りかけている写真が大きく載り、スローガンが大書きされ、3つのビジョンも載っており、さらにはその党から出る立候補者の顔写真と経歴がズラズラッと並んでいる。
…はいいのだが、下のほうに「ぜひ期日前投票をお願いいたします」と囲みで書かれているのはどうしてか。
期日前投票はある意味イレギュラーなのであり、訴えるべきは「投票をお願いします」なのではないか。
なぜ期日前投票に限定してお願いしているのか。
誰か教えてほしい。
(2)10年に一度の‥‥‥
最近、「〇年に一度の」という表現をよく見かける。
10年に一度の台風、とか、10年に一度の寒波、とか。
「〇年に一度の」を何回も聞いているうちに、その強烈さが薄まってきて、右から左に抜けるようになってしまった。
だがしかし、「10年に一度の暑さ」、これには物申したい。
この暑さ、10年に一度か?
去年も同等に暑かった。
一昨年も同等に暑かった気がする。
もはや、10年に一度ではない。おしなべて、「ずっと暑い年が続いている」ではないか。
それをわざわざ「10年に一度」と表現する。これ、私としては全然理解できない。
(3)学歴詐称
静岡県伊東市の市長が学歴詐称していたとかで大もめになっていた。
いきさつからすれば、「高卒」だって十分に当選できたんじゃないかと思うんだけど。
大学を卒業したかしないかが分からない、などということがあるのだろうか。
そんなはずない、と思ったのだが、ふと考えた。
私は某大学を卒業している。
就職の際も、日常で学歴云々の話が出たりするときも、決して詐称はしていない。
だけど、卒業した証拠はどこにあるのか。
卒業証書、私の場合は教員免許状もある「はず」だが、今や家のどこにあるか、見当もつかない。
伊東市市長の件をきっかけに、家の中じゅう探してみたが、見当たらなかった。
つまり、今、証拠を出せと言われてもない。結局、自己申告に過ぎない。
…って私、本当に某大学卒業したのか?
ま、いざとなったら大学に問い合わせればわかるよな。
でもどうしよう、「除籍です」なんて言われたら。
この私 私であると 誰決める
鞠子