ダブルワーク先からの仕事も決着がつき、今日、17日の土曜日は、おそらく1日空くな、と予想ができた。
久しぶりにコロナ前は年間チケットを購入していた交響楽団の定演に行こうかな、とちらりと頭をよぎったのだが、私としてはめずらしく、当日券を買おうと思ったのが正解だった。
昨日、ダブルワーク先から連絡があり、次の仕事が入ってしまった。
幸か不幸か朝から大雨。仕事が入らなくても、行く気が失せたに違いない。
そうそう、もしこの悪天候下、仕事もなくすっぽり1日空いたとしたら。
昼まで寝、起きてからはビール片手にテレビを見続け、本を読み続けるというのはどうか。
…とそこまで考えて、「ムリやな」と思った。
「昼まで寝」も「テレビを見続け」も「本を読み続け」も結構体力がいるんである。ビールは好きだが、今となってはそう大量に飲めやしない。
これ、若いころならきっとできた。そんな日は、至福の一日に違いない。だけど、若いころには、そんな1日は物理的に取れなかった。
今なら、その気になればいくらでも丸一日空けられるのに、体がついていかない。
頭の回転がよく、記憶力も充実していたころは、勉強は義務。
頭の回転が鈍り、記憶力が欠落し始めたころ、勉強に欲が出る。
思う存分、好きなことができたころは、時間がない。
思う存分、好きなことができる時間ができたころは、体力がない。
もう本当に、人生はうまくいかない。
立つ座る 寝るも起きるも 力要る
鞠子