仕事がしたい | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

休憩中、隣に座っていた歌トモ・Hさんが「仕事、したいんだよね」と言い出した。

「知人にそう言ったら、スキマ時間が何とかっていうアプリで探してみたらって言われて」。

それでHさんは、言われた通りにしてみたのだそうだ。

したらば、「一回、見たら、次から次へと連絡が来て、もうびっくりよ」。

だけど、「ものを運ぶとか積むとか、力がいる仕事ばかりで、ちょっと無理」。

聞けば、Hさんは「受付とか店番とか、座っているだけでいい、みたいなバイトが希望」だと言う。

 

私が定年後、再雇用され、現在嘱託の身分であると言ったら、Hさんはひどく驚いていた。

同じ仕事なのに給料が下がる。それなのに、再雇用で働くなんて、信じられないというのだ。

ただ、減額となった率を聞いて、若干納得はしていたが。

 

確かに、給料だけのことを考えたら再雇用はばかばかしい。

だが、だからといって、別の新しい仕事についたって、思うような収入は得られないはずだ。

よっぽどキャリアでもあれば別だろうが。

 

Hさんは、再雇用を蹴って今に至っている。

そして、今、また働きたいと思っているのに、再雇用を断ったこと自体は悔いていないようにみえた。

だが、収入は楽しては得られないのだ。

受付も店番も、楽な仕事とは思えないし。

私も、力仕事はもう無理だし。

だから、再雇用で働き、かつ別の仕事もするという道を選んだ。

そうして、少しでも稼げる間は稼ぎたいと思っている。

 

Hさんは、私より年上。

年々、仕事選択の幅は狭くなっていくはず。

迷っている間に、結局働けなくなる。

…なんて、そんな残酷な宣告、私にできるはずもなく、「なかなか難しいよね」なんてお茶を濁すことしかできなかった。

 

 

 

 

 

 

この日々が いつまでもつか 壊れるか

鞠子

 

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