国道沿いを歩いていたら、後ろからマイクロバスに追い抜かされた。
車体のお尻のほうに、大きく「ヤマト運輸」と書かれ、なじみあるクロネコのマークも載っている。
そのバスが通り過ぎた後、大勢の自転車が私を追い抜いて行った。
10人以上はいたと思う。ヒジャブスタイルの人や、民族衣装っぽい人や、トレーニングウエアの人など様々だが、全員、外国人であることは間違いなかった。
こんな大勢の人、自転車でどこへ行くんや…と思ったが、少し先にあるビルの1階の駐車場に、全員自転車を止めた。
そのビル、2階から上は、アパートで、1階は空きテナントになっている。
そして、そのビルの前に、さっきのヤマト運輸バスが止まっていて、外国人御一行は、わらわらとバスに乗り込んだ。
彼らは、どこかへ集団で働きに行くのか。
ヤマトのバスってどういうことなんや。
だいたい、そんなところに自転車を止めていいのか。
謎、また謎。
彼らはどこへ行ったのだろう。
(明日に続く)
そういえば 全員手ぶら どこへ行く
鞠子