ついこの前まで、激暑だったのである。
特に今年の夏は記録的猛暑で、40度近い気温の日が続出。猛暑日や熱帯夜じゃない日の方が少ないくらいだったはず。
…そう、「だったはず」。
だったはず、などというあいまいな語尾しか使えないほど、暑かった日が遠のいてしまった。
と同時に、その暑かった日の方がよかった、と思う始末。
とにかく寒いのが苦手。
頭が全然働かなくなる。
今年のように一気に冬が来ると余計になんだろうが、体の芯が冷え切っている感満載なのである。
暖房をつけても、表面ばかりが温かくなって、芯まで届かない。
それプラス、その表面も、首から上が中心。腰とか足とか、下の方へ行くほど、暖が届かない。
なんか「電子レンジで温めたもの」みたくな気分。
夏の方がよかった。
早く夏、来ないかなあ。
左手を 握りしめるは 右の指
鞠子