【ジャグジーバスにて―スイミング友Iさんとの雑談】
昨日の続き。
ミストサウナでさんざ驚愕したHさんと別れたあと、洗髪やらシャワーやらもろもろの諸事を済ませた後、ジャグジーバスに行った。
そこには先客、スイミング友Iさんがいた。
I「今日は暖かったけど、週末、急激に寒くなるらしいね」
鞠「今年は、急に暑くなったり急に寒くなったりで、体もしんどいですよね」
I「そうそう。暑いのも寒いのも嫌ね」
鞠「だから、暑い時は涼しいところに……」
I「寒い時は温かいところに……」
鞠「そういうところで、日がな一日何もせずぼーっとして……
I「その通り!そんな日を過してみたい!!!!」
Iさんは、それこそこちらがなにげに言ったことにびっくりするほど賛同した。
そして、うっとりと遠い目をして「そんなときがあったらどんなにいいだろう」と。
しばし、そんな沈黙のあと、
I「でも、毎日こうしてちょっと泳げるだけでも幸せだから」
と笑ってつぶやいた。
私より若干年上らしきIさん。
プールでは、本当にちょっと泳いですぐ帰っていく。
おそらく、いろいろ忙しいのだろうと思う。これまでも、忙しい日々を送ってきたのだろうと思う。
私の仕事に驚愕したHさんといい、桃源郷への憧れを語ったIさんといい、私の全く知らない、そして私の全く体験したことのない毎日を送ってきた。
もちろん、HさんもIさんも、私の毎日を知らない。
そう考えると、何気ない雑談の中にいろんな歴史が見え隠れして、面白いじゃないの。
…などと考えた、勤労感謝の日だった。
もう一つ 幸せ感じた ことがある
鞠子