私の周囲でも、WBCや大谷翔平選手の話題が続出している。
この前など、スイミングに行ったら、大谷選手の祖母くらいの年代の利用者が、「今日はウォーキングを早く切り上げて帰る」とそわそわしているし、受付スタッフも視線がテレビに行ったっきりで、鍵の受け渡し中、気もそぞろだった。
更衣室内でも、「どうしたら大谷選手みたいな息子が育つんだろう」「どんな人をお嫁さんにもらうんだろう」「絶対勝ってほしい」「気になって仕事が手につかない」etc.etc. 話、花盛り。
それは全然問題ない。だけど、「鞠子さんも同じ思いだ」という前提がつらいのだ。
私も大谷選手はすごいと思うし、ルックスも雰囲気もいい感じだと思う。俗な興味がないとは決して言わない。
だけど、「そのために早く帰る」とか「気になって仕事が手につかない」などということは、全くない。
私程度の関心の人、ゴマンといると思うんだけど。
もちろん、全く関心のない人も。
ことスポーツのビックな大会に関しては、こういう居心地の悪さを感じることが多々ある。
かといって、自分の心情を説明するのもなかなか難しく、あたりさわりのない返事をしてやり過ごしている。
WBC、いつ終わるんだろう。
だから私、それすら知らない。
うなずきと 笑顔で白・黒 灰色に
鞠子