いちお、試験に合格したので、3月末からダブルワークをすることが決定した。
ということで、新しい会社から「この履歴書を出してください」と、履歴書フォーマットが送られてきた。
嫌だなあ、顔写真を貼らなくちゃならないではないか。
ただでさえ写真、嫌いなのよね。
免許更新のときに大失敗し、以降、免許証を見るのも見せるのも嫌でたまらない。
マイナンバーカード申請のときは、スマホに証明写真用アプリをインストールし自撮りしたが、それも全然見るの嫌。
このアプリで撮り直してもいいが、わが家のプリンターでは打ち出せない
どう考えても、撮影ボックスで撮るのが一番手っ取り早そうだ。
…そういえば、1か月、研修に通ったが、初めから終わりまでずっとマスク姿。一度も素顔を見せたことがないもんな。
履歴書に写真を貼れ、というのも、当たり前だよな。
自慢でも何でもないが、私は顔は「年齢以上」のくせに、全身のスタイルは「年齢以下」なのだ。
研修中、年齢のチェックは全くなかったし。
写真を見たら「ギャッ!ロージンじゃん」と驚愕されるに違いない。
…などと言っている余裕はなく、昨夜、急いでショッピングセンターの駐車場にある撮影ボックスに行った。
このボックスも嫌だよねえ。
足元丸見えのカーテンしかない。中で悪戦苦闘していること、丸わかり。
撮影方法、わかるかな、と不安だったが、ご丁寧に、解説すらも日本語・英語・韓国語・中国語等々、複数の言語から選べるようになっていた。
そして、美白・スーパー美白なるオプションまでついていた。
もう採用されることは決まっているわけで、顔写真を見て「ギャッ!ロージンじゃん」と思われたところで不採用にはならない。
分かっていたが、悪あがきして、フルオプション追加し、写真を撮った。
そのボックスでは最高額、はたいたのに、出てきた写真を見ながらヤケ酒を飲んでしまった。
ええぃ! もう、何とでもなれ! 3月末からガンバルぞっ!
美白した 病人顔に なっただけ
鞠子