無視すればすむことだが、どうにも無視できず気になる3題
(1)なぜ、値上げしなくてすむのか
流通業界大手Iオン(←丸わかり)は、4月以降も5000品目のPB商品を「値上げしない」のだそうである。
昨今、生活必需品の値上げラッシュ。こんなときだからこそ、企業努力でお客さまの負担を軽減すべきだ、という主張。
すばらしい。
一消費者としても、非常に助かる。
やっぱり、Iオンは頼りになる。
......と、単純に思えない。
どうにも気になる。
だって、
企業努力、とおっしゃっているが、Iオンが利益を削っているとは思えない。きっと下請け、孫請け、生産者等々、下部の人たちに無理難題をふっかけてるに違いない。その「下部の人たちに」って、巡り巡れば、そう、「私たち」じゃないの。
(2)86歳の現役経営者
『これはしない、あれはする』という本の広告を見た。
著者は86歳の現役経営者。
題名に惹かれた。
即、Amazonで調べてみた。
高評価なカスタマーレビューが多い。
······が、買う気にはなれなかった。
どうにも気になる。
だって、
それ以前の問題として、「86歳」で「経営者」はどうなのか。
社員は働きやすいだろうか。
後継者は何歳なんだろうか。
独裁・老害・頑固・柔軟性ナシ······悪い想像ばかり頭に浮かぶ。
自分自身を振り返っても、それら、間違いないんだもん。
だからやっぱり、買うのはやめておこう。
読まなきゃ本当のところはわからないのだが。
(3)異動
今日の朝刊紙上、教職員の異動がずらずらっと掲載されていた。
退職欄に同級生の名前がちらほら。
と同時に、再任用の欄にも。
以前、仕事は一緒なのに給料半減、と聞いたことがある。
再任用の欄にあるトモたちは、学生時代から「教育」に情熱を傾けている人たちばかりだった。
おカネより夢とやりがい、なんだろうか。
それにひきかえ、私ときたら······
どうにも気になる。
気になって仕方がない。
諸事諸事が 気になるうちは まだマシか
鞠子