話題の朝ドラ『カムカムエヴリバディ』。

職業性ジストニアでトランペッターの道を断たれた錠一郎が、かつてのライバル、トミーを前に、鍵盤に転向する決意を語った。

 

この朝ドラも結構気に入り、毎朝楽しみにしていたのだが、この展開にはがっかりした。

 

声を大にして言いたい。

「鍵盤を甘く見るな!」

 

趣味なら全く問題はない。だが錠一郎は、「基礎的な勉強はもともとやってある。これからさらに勉強して、トミーの仲間に入れてくれ」と言ったのである。

トミーは今や、押しも押されもせぬ大スター。その一員にしてくれ、そう言ったのである。

 

錠一郎は、もう何十年も音楽から遠ざかっている。商店街の福引景品のトイピアノをちょっと弾いた程度しか、劇中、描かれていない。

それなのに、鍵盤で金を稼ごう、なんて。

 

トミーにも「トランペッターはもともと鍵盤の練習をしているし、最高の先生も見つけた。なによりジョーは、才能がある」と言わせるが、私のような疑問を持つ者に対する「念押し」のように聞こえた。

 

でもさ、やっぱり鍵盤はそんな簡単なものじゃない(`Δ´)!

 

…と怒りつつ…、

生まれ持っての音楽的才能があるわけじゃない私の、ひがみ以外のなんでもない、とも思ったりする。

 

 

――なん十年ぶりかの鍵盤を前に、悪戦苦闘している鞠子より

 

 

 

 

 

 

ドレミファソ 貴方と私で 違う音

鞠子

 

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