どうしてこう、絶句することが多いのか。

祝休あけ、出勤して、いきなり絶句した。

約1名、会議で直行することは知っていたが、それ以外、誰も出勤してきていないのである。

 

新型コロナ問題勃発後、「可能な限りテレワーク」「出勤者は当番制」と決めた。その後、感染者数が大波、小波を繰り返し、その間、一度だけ、スタッフ会議で「出勤形態をどうする」なる話し合いが持たれ、「現状のまま続行」となったのである。

国もいちお、テレワークを推奨しているので、それならそれでかまわない。

だがしかし、みんないいように解釈して、当番制はめちゃくちゃ、出勤時間も退勤時間もバラバラ。必ず定時に出勤してくるヤカラもいるのだが、どうも「職場だと、タバコが吸えるから。ネットサーフィンできるから」がその理由。そうして平日、だらだらした挙句、休日に出勤して実務をしている。

とにかくみんな、好き放題なのである。

 

その「現状のまま続行」が決まった会議のとき、オトコ後輩が発言した「家の方が、集中できるから、仕事がはかどる」も、正直絶句モノだった。

 

そりゃ、家で仕事をすれば「自分の仕事のみ」に専念できるんだから、はかどるに決まっている。

出勤してこれば、電話や来客に対応しなければならない。自分の担当じゃないことだって、やらなければならない。運が悪いと、自分の仕事は全くできないほど。突然入ってきた仕事や在宅勤務している人の分の仕事までやらなきゃなんない日もある。

 

実はこの職場の中、私だけ、異なる系統の仕事をしている。つまり、他の人にはできない仕事が多い。ということは、在宅勤務日に私がすべき仕事が入ってきても、誰も代わりにやれない。で、結局、出勤した日に、私の机の上にはそれらが山積みになっている。

…そんなんで、このコロナ禍、日に日に不公平感ばかり募っていく。

 

朝からあんまり大きく絶句したからか、滅入った気持ちがなかなか上向かず、仕事する気力をなくした。

仕方ない。誰もいないことを逆手に取ろう。

全室、窓を開け放ち、掃除機をかけ、備品にぞうきんがけし、外階段をほうきではいた。

そうして小一時間、掃除に費やしたが、それでもまだ、誰も出勤してこなかった。

 

 

 

 

 

 

 

人は人 私は私 今日は今日

鞠子

 

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