名古屋市の河村市長が、例の「メダルかじりました」件につき、市職員に謝罪文を出した。
その文面を、ちらりと見た。
いまどき、パソコン入力の書類がほとんどなので、むしろ手書きは目立つ。
私も仕事で、「これはどうしても伝えたい」とか「他とは一線を画したい」というときには、必ず手書きすることにしている。
だがしかし、河村市長の謝罪文を見て、その認識は微妙に変わってしまった。
まず「文字」だ。
書き文字が汚い、これはちょっとやそっとじゃ直らない。だけど、丁寧にきちんと書くことで、それはいくばくかカバーできるはずだ。なのに、なんだかなぐり書き風、もしくはメモ風。
それから「誤字・脱字・漢字の使い方」。
謝罪文に誤字は許されない。間違った字をさささっと黒で塗りつぶすとかホワイトで消すなど言語道断。書き誤ったら書き直すべきだ。
漢字も、義務教育で学んだレベルのものは必ず漢字で書くべきだと思う。
そしてなにより「その内容」。
文末を「以上」で締めくくる上から目線、あり得ない。
こういう文面、こういう漢字の使い方、なぐり書き、誤字の塗りつぶし、おまけに「以上」なんて、これならまだ、パソコン文字の方がいい。
…いやぁ、手書きしたことが完全に裏目に出てしまったな。
私も「勝負手書き」、これから気をつけよ。
文字面に 心の奥底 表れる
鞠子