4都道府県の緊急事態宣言が延長されるらしい。
バッハ会長が来日するとき、どうするんだろう。そもそもこんな状況で、オリパラって、やっぱりやるの?
…やるのかやらないのか、関係各位は誰も明確に答えてくれないので、もう任せておけない。
いろいろ考えた。その結果、めちゃめちゃいいアイデアを思いついた。たぶん、これ以上グッドなアイデアはない。自信を持って言える!
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オリパラを開催する、として、どう考えても来られない選手がいるはずだ。自分自身が感染したか、周りに感染者がいるか、あるいは感染するのが怖いから来ない、あるいは国が出国させない。理由はいろいろあるが、どうせ、フルメンバーは揃わないのである。よしんば来たところで、感染者が出たら、その競技自体、開催不可能になる場合もあり得る。そんな不安定な状況で開催し、金メダルを取ったところで、通常の金メダルとは価値が違ってくるはずだ。それではメダルを競う意味がない。もちろん、選手村でクラスターだの変異株ミックス日本型発生だのということになったら、全く目も当てられない。
そこで、だ。
「全世界オンラインオリパラ」にしたらどうか。
おそらくこの案、一度は浮上していると思う。
ただ、鞠子案は、もう一ひねりしてある。オンラインで中継し、同時に「ヨーイスタート!」で選手が走る、という平凡な案ではなく、走るのは、選手でも一般人でも子どもでも大人でも構わない、と方針をがらりと変えるのだ。どうせリアルでやったって、結果は公式記録とは言い難い。だったら、世界中のオリパラファンも、アマチュアアスリートも、画面越しにみんなで走ればよい。飛び込みだって、やってみたい人がみんな、やればいい。そうして、選手のすごさを実体験する。採点は、画面越しに見ている人。メダルも金銀銅だけじゃなく、「よく頑張りましたメダル」とか「最高齢参加メダル」とか、いろんな色のものをつくればいい。それならば、入院している人も介護施設にいる人も参加できる。まさしく全世界での交流・全世界でのスポーツ祭典にふさわしいではないか。もちろん、競技によってはオンライン同時開催が難しいものもあるから、一般参加可能な種目とそうでない種目にわければいい。広告宣伝費を得たい企業は、それぞれの国で参加者のユニフォームや画像の背景にバンバン広告を出せばいい。
参加する人からは若干の参加費をとって、困窮する国々に寄付をすればいい。
このくらいのオンライン設営、採点システムの構築、それほど難しくないと思うんだけど。設営や参加者登録に時間がいるなら、開催を延期すればよい。今度は必ず開催するんだから、みんな納得するはずだ。予選会もやらなくていい。出たい人はみんな出るんだから。
選手も選手でない人も全員参加で全員盛り上がれる。かつ、感染防止も担える。これこそ、オリンピック憲章に基づいた平和の祭典、普段なら予選会で涙をのむ隠れた実力者も出場できる平等な祭典、障がいのある人もない人も自由に参加できるジェンダーフリーの祭典、つまり、コロナ禍ならではの歴史に残る祭典になるのではないか。
どう、この名案。
絶対いい、と思う。
これなら私、観る。1500㍍自由形に出て、選手の隣で泳いでみるかもしれない。50㍍泳いだところで、もう2往復か3往復している選手と並んだりして、それ、楽しすぎる。
IOCか東京都かオリパラ委員会か総理か、誰が決めるのかいまだよくわかりませんが、この案、是非採用してください。
もちろん、発案料は不要です。
それじゃあしめしがつかない、ということなら、1500㍍自由形の参加料を割引してくれれば、と思います。
楽しもういろんなトーンの金銀銅
鞠子