『明石家さんまのご長寿グランプリ2020』を観た。
『ご長寿早押しクイズ』って、観たの、なん十年ぶりだろう。珍回答を繰り返すご長寿を、穏やかで品のある鈴木史朗アナウンサーが仕切るのが何とも間が抜けていて面白かった。
···と、昔は思ったが、今日は全く違って思えた。
司会者は若い男性に変わっており、鈴木さんとは違う初々しさがあってよかったのだが、ご長寿たち、あまりにも「できなさ」が「できすぎ」。
これってもしかして、やらせなのか?
···そう疑ったら、珍回答全てがしらじらしくなってしまった。
チャンネルを変えようかと迷ったのだが、『ご長寿ビデオレター』に変わり、つい続けて観てしまった。
レターの宛先は「過去の自分」。
中でお一人、事故で片手を失った若かりし頃の自分に向けて語りかけたおじいさんがいた。
絶望しているだろうけど大丈夫だ、生きていれば楽しいこともいいこともある、ほら見ろ、こんなにメダルをとったぞ、だから東京オリンピックで聖火リレーに出られるぞ、と。
ついさっきまで、しらけてたんだけど。
これにはやられた。
泣けた。
なんだかどんどん泣けてきた。