フルーツ杏仁が入っていた缶詰の缶。
捨てる前に水洗いするとき、自分に言い聞かせた。
――フタ(←パッカンと開けるヤツ)の円周部分は鋭利な刃物と同じだ。
手を切らぬよう、気をつけねば。
そうして注意しいしい、フタを洗い、次は本体へ。
――こっちの内周も危ないぞ。手を切ったら痛い目に遭う。
そうして注意したにも関わらず、スポンジから右手人差し指が微妙にはみ出し、金属に触れた気がした。
ん?もしかして、切った?
痛みゼロ。
しかし、確かに金属に触れた。
そのあたり、つまんでみたら、やっぱり血がにじんできた。
うわ、やっぱり切ったんだ(--;)(--;)
切り傷は全然たいしたことない。
すぐバンドエイドを貼ったが、血がにじんでくるようなことはなかった。
でも、ものすごくショックだった。
頭では危ないこと、充分わかっていたのだ。
細心の注意を払ったのだ。
…でもそれらはすべて「つもり」だった。
頭と体動が一致しない。
来年、再来年と、こういう不一致はますます増えるに違いない。
よし、令和2年の目標が決まった。
「とりあえず転ばない」
いろんな意味で。