夕べ、ちょっと油断したがために「右足むこうずねあたり」を痛めてしまった。
相当痛かったのだが、今日は少々楽に。
それでも痛み方が妙なので、やっぱり接骨院に行った。
院長にあれこれ治療してもらい、最後、電気治療。
うつ伏せになってうとうとしていたら、親子連れが施術室に入ってきたのがちらりと見えた。
お母さん、かなりビッグサイズ。
娘さん、あれ? 子ども? 大人? そうか… 障害があるのね。
その彼女、母が私のとなりの施術台に横になるやいなや、なぜか近づいてきた。
そしていきなり私の頭をなでて、
「いい子、いい子」
と言ったのである。
驚いて顔をあげたら、全く疑うことを知らぬ天使のようなニコニコ顔で私を見ていた。
あまりの笑顔に、「見知らぬ人の頭をなでるという彼女の無礼さ」なんて吹っ飛んでしまった。
こんな屈託のない笑顔、見たことがない。
障がい児教育に携わるトモが何人もいるが、彼ら・彼女らが、そういう子どもたちがいかにかわいいか、しょっちゅう語る理由がわかった気がした。
「バイバ~イ。またね」
先に治療が終った私を、彼女はまた満面の笑顔で見送ってくれた。