職場のオトコ後輩Tが泣きついてきた。
うちの客様だけが見たり書きこんだりできるサイトがあるのだが、「いろいろ不具合がある」と客様S社長に言われたのだそうだ。
後輩Tが困っている最大の理由は「不具合の内容がわからない」ということ。S社長は不具合の数々をフェイスブックで伝えてきた。つまり、その文面が「理解不能」なのだ。
微妙な心中を「文章で表す」のは非常に難しい、ということは重々わかっていたが、実は
サイトの不具合だって「文章で表す」のは至難の業。
「電話で言ってくれればいいのに」とTは半分怒っている。
こちらはサイト管理者の立場なので、S社長になり変わってS社長のマイページに入ることができる。
私はそれを見ながら、S社長がクレームをつけてきた不具合はきっとこれとこれとこれだろうな…と想像した。
これらの不具合を直すのに半日かかった。だが、半日のうちに、腹立ちまぎれながら気づいた。
「電話してくれれればすむ」ことを、わざわざフェイスブックで伝えてくる。敵はつたない表現力しかなく、本人はそれに気づいていない。ただでさえ伝えにくい内容なんだから、ますます意味不明となる。
だからやむにやまれず、こちらは「想像力を駆使する」しかない。
つまり、私の「文章読解力」ならびに「想像力」を養う訓練になったではないか。
…こじつけでもなんでもよい。そう思おう。そう思わないと、ばかばかしい半日のモトはとれぬ。
きっとこれから、こういう「意味不明なクレーム文章」は頻発する。
そのたびに、「文章読解力」「想像力」を上げてやる!