本日の読書は谷崎潤一郎『猫と庄造と二人のおんな』。
谷崎先生が「おんな」とひらがなで書いただけでものすごくエロティックに思えるから不思議。
だが、この作品を読むと…
あは。
あはは。
あははは―(^。^;)
ばかじゃん、みんな。
庄造がリリーという名の猫(←この名もエロい感満載)を溺愛するために、全妻・品子、今妻・福子、さらに母親までこんがらがって、ばかばかしい争いを繰り返す。
あまりにばかばかしく、あきれながら読み進めるのだが、ふと「そういえば私も同類じゃん」と気づいてため息が出るのである。
人間、おそらくみな、こんなものに違いない。
基本的に「愚か」。
それに「笑いながら気づかされる」からすごい。
品子も福子も、愚かだけどエロティック。
「生きてる女」の生臭さがプンプン匂ってくる。
久しぶりに谷崎作品を読んだが、改めて思った。
――やっぱり谷崎先生「も」、大好き。
谷崎先生が「おんな」とひらがなで書いただけでものすごくエロティックに思えるから不思議。
だが、この作品を読むと…
あは。
あはは。
あははは―(^。^;)
ばかじゃん、みんな。
庄造がリリーという名の猫(←この名もエロい感満載)を溺愛するために、全妻・品子、今妻・福子、さらに母親までこんがらがって、ばかばかしい争いを繰り返す。
あまりにばかばかしく、あきれながら読み進めるのだが、ふと「そういえば私も同類じゃん」と気づいてため息が出るのである。
人間、おそらくみな、こんなものに違いない。
基本的に「愚か」。
それに「笑いながら気づかされる」からすごい。
品子も福子も、愚かだけどエロティック。
「生きてる女」の生臭さがプンプン匂ってくる。
久しぶりに谷崎作品を読んだが、改めて思った。
――やっぱり谷崎先生「も」、大好き。