ナミダのクッキングNo.2307 | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

今日、ちょっぴり悲しかったこと…

相撲界=ずっと波乱

稀勢の里引退のニュースを知って、本当にそう思う。
トラブルやらスキャンダルやら。
土俵外のモロモロが多すぎて、なおのこと、日本人力士である稀勢の里に大勢の人が期待していたのだろうと思う。

大ケガをおして出た千秋楽で勝ちを収め優勝したという感動的な場所もあったし。(←賛否両論あるだろうが)
稀勢の里がここで盛り返してくれたら、相撲ファンが胸にためこんだうっぷんもはれただろうに。

おそらく、本人にとってもファンにとっても禍根の残る幕切れなのではないだろうか。

普通、生きている以上、何かにつけて今より上、もう少し上をめざすでしょう。
それが「明らかにわかる頂点」だと、「今より上・もう少し上」はないわけで、これはすごく残酷だ。
あとは現状維持か下降しかない。
だから頂点を目指しているときより、頂点に立った瞬間から精神的にうんときつくなる。
もちろん肉体も、年々衰えていく。

「ずっと相撲道一筋」でやってきて、おそらくそれ以外の世界など知らない人が、これからの長い人生、どうするのだろう。
相撲ファンのため息とはちょっと違った意味で、私もため息が出る。
同時に、明らかにわかる頂点をめざすような能力を持たず、そこそこ平凡に生まれてきて私は幸せ…などと思ったりもする。