夕べ、寝ている最中、左足の膝が猛烈にかゆくなった。
さわったら、ぷくっと腫れている。
ん? これは何だ? と思うが早いか、今度は左足のくるぶしあたりもかゆいことに気づいた。
こちらもぷくりと腫れている。
そうこうしているうちに、右腕も、右まぶたもかゆくなり、しまいには、「ブーン」という、あの不愉快な音まで聞こえだした。
!!(@ ̄□ ̄@;)蚊がいるっ(@ ̄□ ̄@;)!!
さすがに飛び起き、暗闇の中、電子蚊取り器のスイッチを入れたが、いったん「かゆい」と自覚すると、もうかゆくてかゆくてたまらない。
ただでさえ、私は蚊に刺されるとひどく腫れ上がり、かゆみも腫れもなかなかひかない人。
・・・いゃあな予感がした。
朝、起きて、その予感が的中したことを知った。
右目が完全に「KOされたボクサー」になっておる。
やむを得ずコンタクトレンズはあきらめ、家を出るが出るまで保冷剤で冷やした。
1日経ち、手足の刺された部分はほぼ治ったが、右まぶたはまだ赤らんで腫れぼったい。
目のまわりの皮膚と手足の皮膚は、構造や構成や厚みが全く違うんだろうな。
各パーツが最大に効果を発揮できるようなつくりになっている。
からだとは、なんとうまくできた物体か。
・・・殴られたあとのようなまぶたを鏡で確認しつつ、腹立ちまぎれに神に感謝してみたりもするのだった。
命がけ敵地に降り立ち針を刺す
鞠子