岐阜県にある『お千代保稲荷』は、日本三大稲荷の一つと言われている。
ここに「おもかるさん」と言われる石がある。
願い事を唱えながら持ち上げてみて、軽いと感じればかなうし重いと感ずればかなわない。

しつこいようだが、私は無宗教だ。
しかし、このおもかる石、私の大学合格・不合格を見事に言い当てた。

…単なる気の問題?

ところで、
母のお骨がある納骨堂には、巨大なお骨仏さまが鎮座ましましている。
お墓参りをした後、このお骨仏さまの前にも立つ。
うつむき気味に手を合わせ、願い事を唱えた後、お骨仏さまの顔を見上げる。
それが、だね、
ものすごくにこやかに見えるときと、無表情に見えるとき、もっと言ったら怒って見えるときがあるのである。
それが、結構、当たってるのだ。

も一度、しつこいようだが、私は「無宗教」だ。
アンチというほどではないが、神も仏も、適当に折り合いをつけて日々、暮らしている。
だがしかし、「おもかるさん」といい「お骨仏さま」といい、これは何なんだ?

…やっぱり、単なる気の問題か?

ちなみに今日は、お骨仏さまの前で分不相応なお願いをし、絶対に無表情だと確信して見上げたら、これ以上ないほどの笑顔だった。



この想い神にもすがりたく候        鞠子