「してやられた…」のは重々承知だが、『SMAP解散』で今日も書く。(←やっぱり「してやられた…」ようだ)
新聞かネットで見た、「仮に木村くん以外の4人がジャニーズ事務所をやめて独立しても、結局、芸能界では生きられない」、という情報。
テレビ局も番組制作者も、スクラム組んでやめた4人を排除する、というのだ。
そうしないと、ジャニーズのタレントは使わせてもらえないから。
つまり、
「フジテレビが中居くんを歌番組MCとして起用したら、嵐やTOKIOのメンバーは、フジには出演させません」、ということだよね。
ジャニーズ所属タレントは、番組に欠かせない。
だからジャニーズは強気に出る。
・・・それで思い出した。
私はウン十年前、今の仕事に転職したのだが、前の職場をやめるとき、所長にすごまれた。
「うちのような仕事は、横のつながりが強い。別の事務所に変わろうとしたって、必ず『何かトラブルがあったんですか』とうちに問い合わせがある。同種の事務所に行けると思うなよ」、と。
幸い私は、同じ職種につく気はなかったし、今となっては、話半分だと思うけど。
ベッキーの件もそう。
「不倫」で非難轟々、CM各社から総スカン…なんて、そこまでしなきゃなんないんだろうか。
優等生キャラクターを見込んでCMに起用したんだから、こんなことされたら「契約違反」、だから「当社のプライドが許さない」ということなんだろうけど。
世の中の人々は、
「そんなことしてるの、彼女だけじゃない」こともよく知っているし、「そんなことしたって、ファンです」「好きだったけど幻滅した」etc、「きちんと自分で判断する」、と思う。
ベッキーを起用しているから、「ローソンって不潔。もう利用しない」なんて思う人、いるんだろうか。
ま、ゼロではないんだろうな、きっと。
文学の世界では、この類のこと、『姦通小説』とか『コキュ(寝取られ男)』とか、れっきとした地位を確立しているのに。
そもそも、イバラの道だとわかっていても、自分をここまで育ててくれたマネージャーについていくという人情も、好きになってはいけない人を好きになってしまうのも、そのために傷ついたり傷つけられたりするのも、「普通の人間が持ちあわせている普通の感情」じゃないの。
芸能界は特殊な世界とはいえ、なんだかギスギスした出来事ばかり。
みんな「人間」なんだから、もっとゆったり構えていればいいじゃない。
感情を殺して生きて破綻する 鞠子