『頭のいい人は「短く」伝える』という題名に惹かれた。
だいわ文庫から出ている本で、著者は樋口裕一さん。
調べたら、この方、「作家/多摩大学教授/アメリカ・フランス文学翻訳家」なのだそうだ。
いや、本は買っていない。
しかしこの題名、ものすごくヒット!なのである。
今、とある行事に参加した10名ほどの若い皆さんから出されたレポートを集約し、機関誌に載せる記事を作成する、という仕事をしている。
なんせ、このレポートがすごいのだ。
1人あたり10,000字ぐらい書いている。
それが、全く「辟易モノ」なのである。
伝えることの優先順位がつけられず、結局、「羅列」している、だけで、整理が全然されていない。
内容に矛盾が目立つ。
明らかな「行数稼ぎ」も散見する。
自分のための「メモ」ではない。
「人が読む」そして「人に伝える」ことが目的なのだ。
この行事に参加して学んだこと、感動したこと、反発したこと…書くなら3項目までだ。
伝えたいことを整理し、まとめるから勉強になる。
それこそが、レポートを書く意義なのに。
この記事、ボツにしたいくらい、私はうんざりしている。
…しかし、私も「下請け仕事」ゆえ、ボツにする決定権はない。
…適当に折り合いをつけて記事を書く自分にも嫌気がさす。
恋・愛・悲ひと文字だけで思い伝わる 鞠子