『もうどくてん』なるものを見てきた。
チラシの文言がすごすぎる。

『毒  毒  毒  毒  毒  毒  毒  展』

平たく言えば、「毒を持つ生き物」が展示してあるおどろおどろしい展示会だ。
気持ち悪いけどそそられる。
なんと言っても見た目が「いかにもアブナイ」からだ。

どれも甲乙つけがたい気味悪さだったが、形的には「ゴライアスバードイーター」なる巨大なクモに、色彩的には「アメリカドクトカゲ」のオレンジとブラックの幾何学模様に、肌触り的には「スベスベマンジュウガニ」に、最悪に震え上がった。

もちろん、ケースの中で完全に遮断されているので安心だが、ここで地震が起きたら…などと思いソワソワしてしまった。(なら、見に行くなよ(`Δ´))

だがしかし、感動したのは「擬態」。
毒を持たぬ生き物が、毒を持つ生き物そっくりに化け、あたかも「毒、持ってます」と見栄をはる仕組みだ。

…なんたる姑息な…

それから、毒を持つ生き物は、そしらぬ顔でそっとしておけば、基本的に「毒の行使はしない」ということ。
ようは「毒で武装しなければ生き残れない優しい生き物」とも言える。

…ある意味、弱いんだ…

結局、生き物はみんな必死で生きている。

しっかし、このルックスの悪さ。
見た目で損をしている典型、とも言えるな。

やだなぁ、この巨大クモ、夢に出てきたりしたら…(-_-;)