神戸の女の子、最悪の結果に胸が痛む。
御両親の心中、悲嘆、苦しみを思うとやりきれない。

自分が年を取るにつれ、子どもや高齢者といった弱者がひどい目に遭う事件が耐えがたくなってきた。
朝から気分が悪い。

朝の段階では、「子どもの遺体が見つかった」という情報だった。
それを知った瞬間、とっさに「美玲ちゃんじゃありませんように」、と思った。

でも、次の瞬間、思った。

行方がわからない子どもは大勢いる。
現に、職場の近くの銀行にも「この子を見かけませんでしたか?」という写真入りのポスターがずっと前から貼ってある。
たとえ、見つかった遺体が美玲ちゃんじゃなくても、同じように帰りを待ち望んでいる誰かの子どもさんなのだ、と。

美玲ちゃんじゃなければいい、という問題じゃない。

なぜこんな事件が起こる。
泣いたり笑ったり怒ったりしながら、みんながごく普通に暮らせる世の中は、そんなに難しいことか。

…夢のまた夢、なんだろうか。