ナミダのクッキングNo.985 | 鞠子のブログ『ナミダのクッキング』

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今日、ちょっぴり悲しかったこと…

自分の文章感覚をこう言いきってしまう割り切り方が、文学作品を読む場合には、やや気になりますね。
ご自分自身を割り切りすぎているのではないですか、と聞かれたらどう答えるか、考えてみて下さい。

描き方が違う…一体、どこが違うのか、もう一歩踏み込んで考えてみて下さい。

〈美しさ〉という言葉は要注意です。

…等々、読後感レポートに、H教授が書き込んでくれた。

考えること、追求することを止めて、適当なところでまとめるな。
安易に形容詞を使うな。
そして、
自分を過大評価するな。

1年に20回程度、1回につき1時間半、それも一方的に講義をするスタイルの授業なのに、U教授は的確に私の弱点を見抜いている。
こんなに人を見る目が鋭い人は、そうそういない。
だから私は、H教授が「尊敬しつつ好き」なのだ。

言葉は優しいが、今の私にはとても痛烈な指摘。

何か書く。
下手過ぎる。
書こうとしたことが、全く表されていない。
自分すら、読むのが苦痛だ。

…と思う半面、

書くことにおいて、私は人と違うのだ、いう思いもゼロじゃない。

劣等感と優越感が、ぎりぎりのところで押しあいへしあいする苦しみ。

音楽もそう、か。

優越感の部分を取り払わないと、成長は見込めない。

H教授、〆のコメント。

近松秋江がわかる…ならば、もう少し〈狂おしいもの〉にまで追求してみるといいと思います。

指摘されたことが「その通りだ」と思っても、どうしたら直るのかわからない。
あるいは、
指摘されて初めて、「言われてみれば、確かにその通りだ」と気づくこともある。
いずれにしても、
気づくことと、それを修正できることは、全く別物。

もっともっと追求せよ。
そして悩み、苦しめ。

趣味の世界なんだし。
別に、テキトーにやってればいいじゃん。

なのに悩みは深まるばかり。









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