いかん、ノドの痛みがおさまらない。
それどころか増悪してきた。

かかりつけ医ではなく、耳鼻咽喉科に行かなきゃダメか((T_T))

私は耳鼻咽喉科も怖い。
小中高と、かなり痛い目にあわされたから。
でも、手遅れになり、「鞠子さん、永久に歌はダメです」と言われたら、取り返しがつかない。

耳鼻咽喉科のかかりつけはないので、意を決して職場のすぐ近くの医院に行った。

…ら、驚いた(@ ̄□ ̄@;)!!

まるで「保育園か?」と思えるような待合室ナノデアル。

「お遊びスペース」が一角に大きく取ってあり、おもちゃの山。
おもちゃ箱をひっくり返した如く。
壁はすき間がないほどアンパンマンやくまモンが描かれてあって、院内の説明や治療あれこれが、吹き出しでレイアウトしてある。

…ということで、待合室はチビ助だらけで大にぎわい。
子どもがいない私には、全く未知の体験だった。

ただ、みんな楽しそうで、泣いてる子がいない。
…ということは、「治療は怖くない」はずだ。
子どもは賢い。
怖い目にあったら、次は、来院しただけで大泣きするはずだ。
おもちゃじゃだまされないはずだ。

子どもがいないくせに、私は子どもの思考パターンをそう想像し、気持ちを落ち着けた。
ま、「待合時間=読書」の夢は潰えたが。

そんな必死の思いで挑んだ診察の結果は…

かかりつけ医と同じ診断だった。

喉頭炎。

耳も診て、鼻も診て、ノドも診た。
ノドの発赤がひどい。
薬を噴射。(…したのか、塗ったのか)

「痛みをとる注射をしますか?」

…と問われ、即座に「はい」と言ってしまった。

注射が怖くてたまらぬ私が無意識に即答してしまうほど、かれこれ一ヶ月、ノドの痛み、違和感、咳で、精神的にも疲れきっていた。

だが、

同じ病名をダメ押しされた安堵感にひたひたとつかり始めたたころ、先生が看護師に筋注の指示を出しているのを聞いて、恐怖がよみがえった。

腕への筋肉注射。
痛いだろうなぁ。
やめとけばよかったか?

若干の後悔を抱えつつ、まずはノドから、その後、鼻から吸入。
鼻からの吸入は、「無臭・ストロベリー・ピーチ・ミント」と香りが選べるようになっており、私はスモック姿の幼稚園児クンと隣同士に座ってミントの吸入をしたのであった。

懸念の筋注は…

ガチガチに固まっている間に終わった(^_^)v

そうして診察を終え、薬をもらってご出勤。

「歌はダメです」…と言われなくてヨカッタ( ̄▽ ̄;)

だが、久々体験の耳鼻咽喉科診察とチビ助パワーに圧倒され、腑が抜けた私は、「仕事をしているふり」をして、1日ダラダラ過ごしたのであった。