人間は変わりはしない。
ただ人間へ戻ってきたのだ。
人間は堕落する。
義士も聖女も堕落する。
それを防ぐことは出来ないし、防ぐことによって人間を救うことはできない。
人間は生き、人間は堕ちる。
そのこと以外に人間を救う便利な近道はない。
『堕落論』(坂口安吾)
…好きだなあ、ここ。
人間は堕落する、か。
こんなに端的に書かれると、ぐうの音も出ませんね。
さて今日は、「気まずい相手がいる会議」と、「バトルになることが明らかな会議」といういやぁな会議のダブルヘッターだった。
でもどちらも、意外な顛末となった。
前者。
私に怒ってるはずなのに、これまでにないほどにこやかだった。
敵の方が、一枚上手の役者。全くタヌキさま。
後者。
予想通り、K氏とY氏が、全面対決した。
K氏が断固として持論を引っ込めなかったことが、まず意外だった。
対するY氏が、あっさり撤退したのも意外だった。
もちろん、納得して撤退したわけではない。開き直って撤退した、つまり、「怒り狂って放棄した」のだ。
でも、K氏の意見の方が、現状を正確に把握している。
ただ、流れるように語るY氏に対して、K氏は感情が先走ってしまう。
他の参加者はしょせん無責任な傍観者だから、深く考えずに爽やかY氏に賛同する。
そうして、組織は堕落するのだ。
組織が崩壊するのは、外圧ではなく内部から。自らが自らを喰う。
…さすがに疲れた…
その上、上司は自分の進退を報告しなかった。
その理由も全くわからない。
来月で辞めることは確定してるのに。
ただ人間へ戻ってきたのだ。
人間は堕落する。
義士も聖女も堕落する。
それを防ぐことは出来ないし、防ぐことによって人間を救うことはできない。
人間は生き、人間は堕ちる。
そのこと以外に人間を救う便利な近道はない。
『堕落論』(坂口安吾)
…好きだなあ、ここ。
人間は堕落する、か。
こんなに端的に書かれると、ぐうの音も出ませんね。
さて今日は、「気まずい相手がいる会議」と、「バトルになることが明らかな会議」といういやぁな会議のダブルヘッターだった。
でもどちらも、意外な顛末となった。
前者。
私に怒ってるはずなのに、これまでにないほどにこやかだった。
敵の方が、一枚上手の役者。全くタヌキさま。
後者。
予想通り、K氏とY氏が、全面対決した。
K氏が断固として持論を引っ込めなかったことが、まず意外だった。
対するY氏が、あっさり撤退したのも意外だった。
もちろん、納得して撤退したわけではない。開き直って撤退した、つまり、「怒り狂って放棄した」のだ。
でも、K氏の意見の方が、現状を正確に把握している。
ただ、流れるように語るY氏に対して、K氏は感情が先走ってしまう。
他の参加者はしょせん無責任な傍観者だから、深く考えずに爽やかY氏に賛同する。
そうして、組織は堕落するのだ。
組織が崩壊するのは、外圧ではなく内部から。自らが自らを喰う。
…さすがに疲れた…
その上、上司は自分の進退を報告しなかった。
その理由も全くわからない。
来月で辞めることは確定してるのに。